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■ フジコ・ヘミング
はじめて生で聴きました。サントリーホール。音響もばっちりです。 やっぱり型破りの演奏に心を奪われたのですが、なによりも彼女そのものの 強烈な印象が深く残りました。 だってね、まず出てきてびっくりの衣装。 へんなジャージみないなズボンのうえにオーガンジーのスカート (すそにはキラキラ光るテープでパイピング)そのすその方に、 でっかいコサージュ・・・上はお決まりの黒のジャケット。 中はチョッキ(?)。 頭にはお花のカチューシャ。 でね、思いっきり演奏が終わって観客の拍手が割れんばかり。 ってところで彼女が立ち上がったらね、なんと、チョッキの前のボタンがとれてしまって、 生腹がどどーんとでてるのーー(爆笑) で、ちっともお構いなしに客席に向かって腹をみせながら一生懸命衣装をなおしてる。 でもなおらなくて、その後ずっと腹出っ放し・・・ すごいかわいかったよ。 いとこのU子ちゃんと一緒に行ったんだけど、「ねぇ。あんなオバサン、新宿の地下道に居るよねー」って言ってたよ(失礼極まりなし)。 でもねー、テレビでも公園でその格好して鳩に餌をあげている姿が映っていたが、まさか世界的なピアニストだとは思われないだろうなぁ。と思った(笑)
作品にはその人の人間性が出る。といいますが。 そんなのの代表選手みたいでした。圧倒された。の一言です。
その後オーケストラが演奏したんだけど、曲が始まったとたん懐かしさともやもやな気もちが溢れてきて「なんだっけぇーーーこの曲!!」って状態でした。 どうしても思い出せないんだけど、指が自然にフルートの指順で動いている自分が・・・ 結局最後まで曲名が思い出せなかったんだけど、帰るときに会場の人に聞いたの。 そうしたら・・・「チャイコフスキーの第4番です。」って。 あーーーーーーーー(かなり遠い目)。 18歳の私が蘇ってしまいました・・・。
2002年09月26日(木)
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