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■ あの頃の闇
友達と会社帰りに待ち合わせ。 昨年、急激に仲良くなった彼女とは、なんだか高校生同士のような 女の子同士のような、そんな感覚でいつも面白いことを見つけてきては それについてあーだこーだ言い合う。新鮮。 タイプはまったく違う。それも新鮮。
で、お互いの共通の趣味っていうことで、映画を観た。 田口ランディ原作の「コンセント」
律子とユキのシーンは涙が出た。 私、18才の時に友達に 「椿ちゃんが死んだら私も死ぬ」 って言われたことがあった。 その後もすごい仲のいい子に 「もう近くに来ないで。一緒に居たいけど苦しいからやだ」 って言われたことがあって、それは21才くらいの時だったと思うんだけど。 そしてしばらく後にも、いっつもつるんで遊んでいた親友に突然、 「今の距離をちょっと変えたい。気持ちはなにも変わらないけどいままでみたいに同じラインにはいられない」 と言われ、非常に悲しんだことがあった。そんなことを思い出した。
なぜかそんな感じで10代後半から20代前半を過ごしてきた。 近かったんだよね。お互いの距離が。 今思うとそれは途方もなくかけがえのない間柄なわけですが、 当時は何で自分は周りの人たちみたく、 楽しそうに友達とコロコロわらいあっていられないんだろう。 普通でいいのに。 自分の何がいけないんだろう。と、かなり身体の芯が痛いほど悩んだ。
律子の「あなたには癒されたくないっ」って言葉にたまらなく反応して その思いがよみがえって涙がでた。
今現在はどうかっていうと、その3人の友人みんなコロコロ笑いあえる仲になったんだけど。 自然に。 こうなったら百人力です。だてに濃い時代をすごしたわけでは ありません。年とって消化して構築した、これはかなりの宝物になっているわけです。
時間が流れるって、年を重ねるって、なんて素敵なことでしょうか。
2002年02月26日(火)
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