浪奴社員の呟く
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無性に寂しさが込上げてくる。
他愛無い話に無性に胸が錐々する。もう少しあと少しの響きの中にも、帰る所と還る処の差異が露骨で痛々しいから、兼ねて触れない視線が生々しい。
駄目になったものは駄目になって、目新しいものは真新しくて、何一つ変ることなく流されて、もういいよ、月が替ればあの光景を拾いに出かけるつもりだから、今度はまた独りで触れてくるから、そして置去りにしてくるから、誰の声も届かず誰にも声は届かず、あぁやっぱりそれか。
ウソつきやな、ずっと判ってたのにな。そう云ってたら、また少しでも違ったんかな。
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