浪奴社員の呟く
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この距離を縮めてみたいから、もう少し話す機会を増やしたいと思った。多分今、ワシは色んな意味合いで充実している。それは、生来のワシを曝けても大丈夫、と感じる安堵感が基盤になっている。
ずっと感じていたことを、漸く伝えられたように思った。それでも、一番大事な一番肝心なことは、何一つ云えないままに、どこかに寂しさを覚えどこかで暗影に怯え、届かぬ儘の想いは、行き場を失うことなく心の奥深くに沈みこんでしまいそうで、証らしさを示したい欲望と明らしさを求めたい願望が紛れ絡まることなく、繋がるのなら、少しはこの距離が近付いてくれることを希うのみ。
「其処から私が見えますか?伸ばしたこの手を掴んでくれませんか?私が望むのは、時折垣間見せる深瞳に秘められた、あなたそのものなのです。飾らぬ気取らぬ感性に委ねられた、あなたが私の一番大切な人なのです。此処から私を見てください。伸ばしたこの手を掴んでください。」
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