きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 10年後の小悪魔

本日の担当:SHY

 Sizは4月から中学生。
 この日記の初日が2002年5月1日だから、今日でちょうど10年。
 10年前に「だっこ〜」とかやっていた人は、セーラー服で学校へ出かけていくわけだ。
 お茶のお稽古に行けば先生や周りの方に褒められたり。
 この前は自分の小遣いでギターを買った。
 こうやって、時代は次の世代のものになっていくのだね。

 さんざん悩んだ部活はテニスに決めたようだ。
 父と同じことを始めるとは思っていなかったので意外だった。
 でも、よく考えたら小学校時代はkinaと同じようにスイミングを頑張ったのだった。
 次の世代へはつながっていくこともあるのだね。

 どんな大人になるのだろう、と思っていた。
 でも、人は子供から大人になるのではなく、その存在のまま大きくなっていく。
 どこまでが子供で、どこからが大人なんてことはない。
 気づいたら成人式が来て、気づいたら花嫁姿だったりするのだろう。
 親もまた、気づいたら人の親になっていただけなのだ。

 先日、キャンプへ行った。
 広いキャンプ場に、自分達だけ。
 ちょうどいい機会と、kinaに車を運転させた。
 「え? 次どうするの?」と逐一聞かれるので、それにこたえていく。
 「まず、クラッチとブレーキを踏んでください」
 「次にギアを1速に入れてください」
 「サイドブレーキを解除してください」
 「アクセルを踏みながら、クラッチを離して〜」
 うまくいかない。
 MTなんて教習所出てから乗ったことがないのだから。
 最初は、母親が珍しく運転するとはしゃいでいたSizだったが、あまりの駄目さ加減に焦れたようだ。




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 まあ、あと6年たったらどれだけ大変か君にもわかると思うよ。
 その点は父に似ていれば、ある程度は楽できるけどね。

2012年05月01日(火)
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