きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 季節も変わり

本日の担当:SHY

 Sizがようやく自転車に乗れるようになった。
 どれだけ練習したのだろうと振り返るのだが、実際は親の方が怠けていて総練習時間はたいしたことないというのが本当のところ。
 Sizはとても慎重で臆病なので、練習中に転ぶともう大変な騒ぎなのだった。
 いつもそれを宥めるのに疲れ、じゃあ今日は帰ろうかということになってしまう。
 そんなことをもう1年以上も続けてきてのゴールには、なかなか感慨深いものがあった。

 練習法については色々なところで書かれているが、ペダルを外してしまうのがやはり一番いいようだ。
 脚で漕がせてバランスをとる練習と、何かあったら脚をつくという練習が同時にできるから。
 本当は私の自転車メンテ用のペダルレンチは、実はSizの自転車の方により多く使われたのだった。



 それと最近のSizにとっての刺激的な出来事は、歯が抜けたこと。
 幼稚園の友達ではもうずいぶん抜けている子がいて、Sizは自分にもそれが起こることを心待ちにしていたのだった。
 仕事をしていたらkinaから「暇だったら連絡ください。歯が抜けて、嬉しいらしく泣いてますので」とメールが来たので、電話をしたらそれはもう嬉しそうな声で話すのだ。
 小学校入学前の健康診断の案内や、ランドセルの広告がポストに入っていて、親にとっても何か環境の変化を十分に予感させる、秋。
 寂しいような、ときめくような、そんな不思議な感じがする。



 2人で入浴中に、「おみせやさんごっこする」と言うSiz。
 いつもはマクドナルドだったり、お菓子屋さんだったりだが、この日は「おさけやさん」だった。
 「いらっしゃいませ〜、なににしますか?」
 そう、酒屋ではなくバーなのだ。
 「じゃあ、マルガリータ」
 「はい、かしこまりました」
 水鉄砲のタンクに浴槽の湯を汲み、シェイクし始める。
 「あ、そうだ」

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 ...ずいぶんな飲み屋だな。しかも、ショートドリンクですよ?

2005年09月29日(木)
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