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■ いや、それはごもっともなんですが
本日の担当:SHY
「まだまだ修行が足りないね」 何のことかと言うと、説明する能力のこと。
私はSizにとってどんな存在なのだろう。 Sizが寝る時間付近の帰宅は心臓によくない。 玄関の扉を静かに開けると、寝室で物凄い音がする。 扉にSizが激突する音だ。 私が帰ってきたのを察知して、布団から跳ね起き、そして扉に向かってダッシュするのだろう。 もちろん事故ではなく、激突しているのは手からなので痛い思いはしていないはずだが。 かくして、満面の笑顔で私は出迎えられるが、Sizを寝かせようとしていたkinaの努力はこれで水泡に帰すことになる。
ベッドサイドランプだけの明かりで、Sizに絵本を読んだり、1日の出来事について話したりする。 Sizはうつ伏せで、両手を顎の下にあてて少し斜から私に視線を送る。
あの〜、なんだか色っぽいんだけど。
こういうときのSizはとても大人だ。 色々なことを指折り数えて話したりする仕草は、とても様になっている。 途中、髪を掻き上げたりしながら。
あの〜、あんまり2人が仲いいから、ママは背中向けて拗ねちゃってるんだけど。
「寝るよっ」 さすがに1時間もそんなことをやっていると、kinaがしびれを切らす。 明かりが点いていて私とお喋りしている限り、Sizは眠らないのだ。 それを消そうとすると、大人のSizはどこかへ飛んでいってしまう。 くしゃくしゃの泣き顔に変わり、何としてでも消灯を阻止しようとする。 「何で消したら駄目なの?」 ↑投票ボタンです 当たり前だ。 それは理由になっていない。
きっと彼女は暗闇や、眠りの先の不確定な部分を恐れているのだろう。 それは生命がどこかに持っている、本能のようなものだ。 いつか、人はそれを忘れてしまう。 泣いてもいいから、まだしばらくは大切なことを忘れないでいて欲しい、と思った日。
2003年05月15日(木)
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