きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 VIP

本日の担当:SHY

 「キミはお客さんですか」
 何のことかと言うと、親へのリクエストのこと。

 Sizは何の作業にしても、依頼相手を確信的に選ぶ。
 子守歌や絵本の読み聞かせは100%kinaの仕事だ。
 私が介入しようとすると、怒って抗議する。
 最近のトイレのエスコートは私が指名されることが多い。
 私に連れられてトイレへ行くと、私が一緒に入るのを確認してから「ドア、しめるからね」などと仕切っている。
 そして、彼女が絶対に譲らないのは歯磨きだ。
 これは確実に私のところへやってくる。
 たとえ私が寝込んでいても、読書中でもおかまいなしだ。
 ぶっきらぼうに歯ブラシを差し出して、私が受け取ると自ら膝枕体勢に入る。
 その様は、まるでホストクラブへ遊びに来ているかのごとく偉そうなのである。

 歯を磨き終わると、私に口を開けさせて「むしば、ないね〜」と。
 そして自分の口を指さして、「むしば、あるね〜」
 ...わかってるなら、とっとと歯医者に行け。

 この先、どんな役を押しつけられるのか色々と不安に思う日々。

2002年11月28日(木)
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