きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 叱って反省

本日の担当:銀吟

昨日は給料日。
だからというわけではないが、夕飯は外食で…ということになった。
いざお店に着いて、さあ食べようというところで急にRinは
「やだっ!帰るっ!」
と言い出した。
まぁた、何言ってるんだか…くらいの気持ちで店内に入ると
いよいよ大声で「帰るのっ!」と泣き叫ぶようになった。
仕方なくユキリンとお義父さんを店内に残し
ボクはRinを抱いて外に出た。

何を言っても帰るの一点張りでどうにもならない。
もうだめだ、Rinと2人で家に帰ろう。ユキリンとお義父さんで食べてもらおう。
そう腹をくくってRinに話をしてみた。

ボク「Rinさぁ、帰るって言っても、今、ママとじいじがご飯食べてるでしょ。
   どっちにしても、ママとじいじがご飯食べ終わるまで帰れないんだよ」
Rin 「……」
ボク「そんなワガママ言っていると、もうパパは遊んであげないよ。
   Rinのこと何もしてあげない」
Rin 「うん。何もしないの。何もしないのっ!」(号泣)
(はぁ〜、ホントにもうダメだこりゃ。)
ボク「Rinさぁ、パパ、ご飯食べたいの。Rinは別にご飯食べなくてもいいけど、
   パパには食べさせてくれないかなぁ。Rinはジュースとか、アイスとか
   好きなものを食べてていいから。お願いだからパパにはご飯食べさせてくれよぉ」
 
最後の最後に懇願したボクを哀れだと思ったのか、ついに「い〜よ」と言ってくれた。
それでも店に入ったらまた泣き叫ぶかもしれないと思い、念のためもう1度Rinに
「Rinはここでジュース飲んでてくれるだけでいいから」
と、言ってみた。するとRinは
「パパちゃん、アリガトね。ジュース、アリガトね」
そう言ってボクにギュッとしがみついた。

普段から何か物をもらった時には「ありがとう」と答えるRinだが、
あれだけ父親に厳しい口調で怒られた後も、そんな風に答えるとは…。
(実はここに至る前まで、ボクは相当頭に血が昇っていて、かなり叱っていたのだ)
なんだか自分の都合で怒鳴っていた自分が恥ずかしく思えた。

2002年11月26日(火)
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