きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 ネゴシエーター

本日の担当:SHY

 「キミはどれだけ手に入れられるの?」
 何のことかと言うと、交渉術のこと。

 私もkinaも親のものとSizのものをあまり明確に区切る方ではない。
 誰かが持っていれば、お互いに貸し借りすればいいだろうと思っている。
 だから、我が家に1つしかないものでもあまり問題は起こらない。
 PCしかり、デジカメしかり、ビデオデッキしかり、ゲーム機しかり。
 Sizが「絶対に禁止」されているのは酒、煙草、車の前席くらいのものだ。

 だが、色々な事情で1つしかなかったものが増える場合がある。
 我が家のPC、デジカメ、ビデオデッキはここ1年で2台ずつになった。
 だが、こうなるともっとうまく回るようになる気もするが、実際はそうはならない。
 1台がSiz専用機と化すからだ。
 こうして、彼女は高額資産を確実に増やしている。

 だが、彼女がよほど苦労しないと手に入らないものもある。
 それはお菓子だったり、ジュースだったり、アイスだったり。
 そういったものの管理は、kinaは厳しい。
 昨夜、夜遅くにSizが泣き始めた。
 「おっきぃアイス、ちょ〜だいよ〜」
 「駄目」
 「おっきぃアイス、ちょ〜だいよ〜〜!」(涙)
 「駄〜目!」
 「おっきぃアイス、ちょ〜だいよぉ〜〜〜!!!」(号泣)
 「駄目ったら駄目っ!!!」
 Kinaとのやりとりは熾烈を極める。
 もう寝る前だし、歯も磨いた後だし、kinaの言っていることは正しい。
 だが、Sizにはまだそれが理解できない。
 泣いてもわめいても、kinaは取り合わない。

↑投票ボタンです

 私もkinaも笑いを堪えるのに必死だ。
 意外とSizは弱気で、狡猾だということがわかった夜。

2002年09月03日(火)
初日 最新 目次


My追加