きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 きっと涙が止まらない

本日の担当:SHY

 「キミはいつからお手伝い?」
 何のことかと言うと、料理のこと。

 Sizと一緒に入浴。
 バスタブに浸かっていると、「ごはん、たべるー?」と。
 「うん、食べるよ」と私は答える。
 Sizはバスタブの縁を使って、台所仕事の真似事を始めた。
 浴槽の中から何かを取り出す。
 それを包丁で切る仕草。
 反対側からおそらく調味料の瓶なのだろうが、何かをとって切った何かにかける。
 それを3回ほど繰り返した。
 kinaのやっていることを、いつも見ているのだろう。
 「はい、どーぞ」「Siz、これなに?」
 「んーとねー、ねぎ」「ねぎと? あとは?」
 「んーとねー、きゅうり」 「それから?」
 「んーとねー、にんじん」
 どうやら、サラダのようなものらしい。

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 ...ありえないよ、そんな料理。食べられないって。
 でも、いつかは彼女の料理を食べさせられる日が来ると、覚悟を決めた日。

2002年08月05日(月)
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