きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 大歓迎

本日の担当:SHY

 「キミは何を魅力と感じているの」
 何のことかと言うと、バスのこと。
 Sizは異常なくらいのバス好き。
 自家用車にも電車にもあまりときめかないようだが、路線バスだけは別。
 どこかに出かけると「バス、のる〜?」と必ず聞いてくるし、ヒートアップしている時に駅前のロータリーなど通ろうものなら、もう大変である。

 昨日は家族で出かける用事があった。
 「バス、のる〜?」と聞くので「乗るよ」と応えると、もう大はしゃぎ。
 駅まで走る走る。彼女にとってはかなりハイペースであろう。
 あ、もちろん我々は歩きでついていくのだけれど。

 電車に乗っている間は、運転席のかぶりつきで前をおとなしく眺めていた。
 私が「電車でGO!」で遊んでいたり、運転席ビューのDVDを観ていたりする映像とのマッチングを確かめていたのだろう。
 すれ違いにやってくる電車や、信号の色などを静かに呟いていた。

 そして、バス。
 最後部の座席に陣取った彼女は、目の前の手すりをつかんだまま動かない。
 「バス、好き?」と聞いても、視線を正面に固定したまま「すき」と応えるのみ。
 何がそんなにいいのだろう?

 用事を済ませて、再びバスでの帰路。
 バス停でしばらく待ってから、バス到着。
 「バス、来たよ」と教えてあげると「バス〜〜〜〜〜!!!」
 両手を上げて、飛び上がりながらの大歓迎ぶり。
 停止位置をはかっていた運転手さんも笑っていた。

 大人になると、バスは面倒な交通機関の1つになってしまうんだけどね。
 こんなことなら、家を買うときも「バス×分、下車後徒歩×分」というような物件でもよかったか。
 「駅歩10分以内」にこだわったばっかりに、高い買い物をしたわけで。

 電車のことはよく知っているけれど、バスに関しては全くの無知なので少しは勉強しようと、そんなことを思った日。

2002年06月17日(月)
初日 最新 目次


My追加