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■ 2人で空を見る
本日の担当:SHY
「キミもいつかは失ってしまうの?」 何のことかと言うと、豊かな想像力のこと。 昨日は夕方から家族3人で洗車をした。 最近、車に乗っていたりするとSizが「にゃーにゃ」と言う。 我が家の車に猫のぬいぐるみなどは乗っていない。 何のことかと思ったら、MAZDAのエンブレムのことらしい。 確かに見ようによっては猫に見えるかもしれない。 そんなSizの想像力を嬉しく思ったり。
洗車の合間にkinaが水を汲みに行った。 私とSizはkinaを待っている間、駐車場の縁石に並んで座って2人で空を眺めた。 私は煙草、Sizはジュースを片手に。 「そら、そら」「たかい〜」「あおい〜」 彼女は何でもわかっているし、その敏感な感性で色々なことを感じている。 高い雲が彼女の好きなシャーベットのように、空の一部をまだらにしていた。 「アイスみたいだね」 と、私が言うとしばらく上を眺めて、「あいす〜、あいす〜、くも」。 これはもう、会話と呼んでいいのだろう。
その想像力をそのまま持ち続けるのは無理なこと。 ただ、減衰する速度はできるだけ遅くしてもらいたいと思う。 退屈で、物質に左右される日々は、十分年をとってからでも遅くはないと思うから。
2002年06月10日(月)
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