2006年12月18日(月) [ 若さゆえ〜 ]
「八月の狂詩曲」見ました。
私多分ク口サワ作品というものにある種の偏見…というか壁のようなものを心に抱いていたようなんですけども こういう表現が相応しいのかは分かりませんがとても面白かったです。 見終わって時計を見たら1時間半程しか経っていなくて、おおこんなに短い映画だったんだ、と思いました。 体感時間はそんなに短い感じではなかったのでちょっとびっくりしました。 やっぱりY岡さんを舐めるようにねっとりじっくりと集中して見ていたからでしょうか。
あとこの「八月の狂詩曲」と言えばトリビアの印象が強くて
りチャード・ギアは黒沢明監督の映画に出演した際アリを待つ時間が長すぎて 「もうアリとは2度と共演しない」と言って帰った
そのシーンが出てきた時は「これが…例の…!」とちょっとニヤニヤしてしまいました。 りチャードったらこんなフツーの顔して演技してるけど心の中では
「…ガッデム!アリ!ガッデム!」
とか毒づいてたんかなーとか。 あとイ尹崎君超可愛かったなぁ。後の小姓(ハウル)。
肝心のY岡さんも堪能しました。これは結構出ずっぱりないいウオッチング映画ですね。 (関係ないけど縦男(タテオ)ってすごい名前だなぁ。) もうこういう驚きには若干慣れた感もあるんですがこの時21歳……やっぱりとてつもなく若く見える。 若い、というより青い、幼い、と言う方がいいのか。 うう…、コレ!という相応しい言葉が思い付きません。 素朴?イモい?…どれも何か違う気がするなぁ。 まぁこの役は大学入りたて…の年齢設定だから実年齢とそんなにかけ離れてはいないんですが。
この縦男という役はいわゆる“出来る”感じの男の子ですね。 セリフの端々に何か自信のようなものを感じるし、 オルガンも結局ちゃんと直すし(有言実行だ)、 年少従兄弟のイ尹崎君の良き兄ちゃん的場面も多々あったし、 (からかったりもするけど結構よく面倒見てる) 従姉妹のタミちゃんにムラムラきて襲いかかってみたり、 う〜ん、アグレッシブ。若いっていいなぁ! Y岡さんって人は、「若いっていいなぁ!」というのを素直に賛辞として言える役者だと思います。
土曜日に録った「男はつらいよ」を早く見たいのですが…。 ミツオとゴクミの愛の行方が気になるわ!
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