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気まぐれ雑記帳。

 2003年05月12日(月)   合わさる掌。(&夢 No.057)




今日は沢山走る日でした、マル。


どうもこんにちは。
今日は絶対10km走っただろ、な稲瀬です。(海堂はこれを一日三回…ひぃ!!)

まず、朝出かけて。
家を出てすぐ、後ろを振り返ると…先生が。
うちの隣のマンションに住んでるんですよー。
今日は何故か偶然出る時間が被ってしまった!(いつもは違うのに)
なんか気まずい…と思って、逃げた。
ノンストップで。素敵に登校約2km。

そうしたら…予想外なことにファーストダブルピリオドがPEで。
学校から2kmジャスト離れているフィールドまでマラソン。(トラジディ)
しかも、どうも負けん気を発揮してしまい、
歩いてもいいのに走り続けてしまったという。
(べ、別に片恋相手と一緒に走りたかったからとかそういう理由だぜ!←認めてる)
(走ってる途中に親御さんも見ちゃったしな/そっちの方向に家があるのは知ってたけど)
(愛は勝つ。お陰でクラスのトップグループだったし。4強の仲間入りだ)
(女子で言えばダントツもいいところ。5分近く差が付いてたと思うぞ)

しかし虚しかったこと。
どうも、歩数は同じなのに(足音的に)どんどん離されていくんですよね。
(わ、分かってらい!コンパスが違ぇやい!どうせ私は足の長さが/以下略)
でも前の方で歩いてるからすぐ追い付いちゃう。笑。最後は4人で歩いてました。
(それでも5分近く差があったんだからなぁ…後ろなんて90%歩いてるだろ、実は)

そういえば髪切ってた。なんかボンだった。(これ)


内容はサッカーでした。わーい*
勿論ゴールキーパーです。私にフィールドプレーヤーは任せちゃいけない。(苦笑)
芝生が濡れてて滑って大変でしたが。こけるわ転がるわ。みんなでつるつる滑ってた。笑。
(だけど女子であれだけ豪快なコケをかましたのは私だけさ/しかも20回近く)
(まあゴールキーパーって所為もあったけどさ。でも転がりすぎだぜバレー部)
(しかも一回間違えてボール正面にきたのキャッチしないでレシーブしちゃったし/痛かった)

そしていかついたこと。
明らかに私が先にキャッチしたのに、それから優に一秒の間はあったのに、
無理矢理スライディングかましてきた輩が。
くそぅ。HSめ。覚えておれ。(あだ名はヒラメ←何故?)
問題なのが、下に入ってくるようにスライディングかまされたから、
上に覆いかぶさるみたいだったんだよね…。(小声)
男子の上に伸し掛かるなんて何年ぶりだ。
嫁にいけなくなったらどうしてくれる。(プンプン←相当勘違い/てか問題あり)
HSにはクラス全員からブーイングが。笑。
Dに至っては殴りかかってました。プロレス技かけてたぞ?あだ討ちサンキュー。笑2。
逆ハー気分だぜ。ネタにならないかな。(最悪)

そして試合は進行。
シュート打たれましてねー、某氏に。
それを、素晴しく弾いて守りました。はっはー。(←嬉しい)
結構強烈なシュートだったんですが、バレー部舐めるなってことで弾き。
チームメイト全員から褒められたよ。わーい。(←しつこいようだけど嬉しい)
そうしたら、シュートしたS君にも"Nice save."とか言われちゃったよ。厭味かな?(微笑)
でも、その時にファイブかまされました。わー*(←繰り返すけど嬉しい)

そういえば一回衝突もしたな。(向こうはフォーワードだったようで)
微妙に体当たったと思ったら、上手くバランス崩して避けるように転んでくれた。
無論私にダメージなし。(寧ろ得ばかり/ぉ)いい人だ…。
(一緒に転んでも良かったけどな!/さっきと随分な扱いの違いだぞ?)


試合は引き分けっぽく終わりました。マル。

そして…みんなでぞろぞろと帰るわけですが。
その前に…何故かまたファイブかまされた。
な…何故だ?同じチームとかならまだ分かるけど。何故だ!?(果てしなく謎)

ま、嬉しかったからいいや。(単純)

そして普通に手を洗ってしまった自分に嫉妬。(もっと味わっとけば良かった!←何を)
(まあいいや、感触は残ってるさ/幸せ者)
(しかし二周りは大きかったなぁ…てか私の手小さ/涙)


帰りもまたてってこてってこ。
背中を見ながら走ったのでした*(恋する乙女)

そんで学校の帰りもトコトコと。
PE自体で動いた量も統計して…10kmいったでしょ!ってことで。





夢百題。
元ネタがサッカーなもんで笛夢でも浮かぶ勢いでしたが庭球で。
『小さい頃は』辺りでいこう。
キャラは不二でよろしこ。
不二ってどうも幼馴染ネタが使いやすいですね…。




  ******




あの頃は良かったな。

小さい頃は。

男女の違いも無くて。

大きい小さいもそんなに差が無くて。


「うぁ〜また負けた!!」

「どう?これで確か今日は4連勝…」

「まーだまだ!もう一回勝負よ、周助!!」

「そろそろ暗くなるよ、帰らなきゃ」

「〜〜〜」


ラケットを両手に構える私。

対して、周助は片付けを始める気満々。

周りを見渡せば、真っ暗。

コートを照らすライトだけが煌々と光っている。

…くっそぅ。

周助とはよくテニスするけど、

ここ数年私は一度も勝てていない。


「前は私のほうが強かったのに…」

「何年前?その話」


過去を振り返る私に、周助はくすくすと笑った。

…悔しいなぁ。

あの頃は力もほとんど変わらなかったし、

体も私のほうが大きいくらいだったのに…。


「あぁー、ぐやじぃ〜…」

「また今度リベンジする?」

「望むところよ!」


了解、と言いながら周助はラケットを仕舞った。

納得のいかない私は、コートの真ん中に立ち尽くしたまま。

そして、昔のことを思い出す。

二人でダブルス組んで、

大人なんか負かしちゃってたあの頃。



『ナイスショット!』

『へへ、任せてよ』

『やっぱり凄いね』

『まだ周助には負けないよ』


手が、パンと重なり合う。


その時、私達は無敵になれたんだ。

誰にだって負けたことは無かった。


味方同士なのに、微妙に張り合っちゃったりして。

スピードや威力の上がったボールを見せ付けるために

お互いビシビシとショット打ちまくって。

対戦してる人は既に相手にしてないぐらいの勢いで、張り合ってた。


 小さい頃は、お互いが最高のライバルだったんだ。



「いつの間にかさ…そんなに力付いてるしさ」

「え?」

「身長だって…抜かれちゃったし」

「…どうしたの?」


俯いて呟く私に、周助が寄ってきた。

斜め下に足が見えたとき、私はガバッと顔を上げた。


「周助!」

「ん、なに?」

「お願い!もう一ラリーだけ!このとーりっ!!」


テンパる私に対して冷静な周助。

私は、両手を顔の前で合わせて頼んだ。

周助は、小さく微笑に近い溜め息を吐いてから。


「分かったよ、しょうがないな」


笑顔で、ラケットを取り出してくれた。

…こっそりと、こんな周助の笑顔が大好きだ。


「それじゃ、1ポイントマッチ、私のサーブね」

「どうぞ」


余裕の笑顔かましてる周助。

私は、深く深呼吸した。

地面に軽くボールをトスする。


……私は、できる。



 小さい頃は、いつも二人一緒で。

 一緒だったら、何でもできるって信じてた。

 今は、お互い向き合って。

 向き合ったままの、強さもあるはず。



ボールを、高く上げる。

紺色の空に向かって、高く。

そこにラケットを、思い切り振り上げた。


「はぁっ!」

「!」


そのボールは、鋭く、

雷のごとき勢いでコーナーに決まった。


「……どう?」

「参ったな。さっきまでは手加減してた?」

「そんなことはないんだけど」


ただ、自分を信じようとしただけ。

全部を受け止めようとしただけ。

…それだけ。


「ナイスサーブ」

「…ありがと」


コート越し、手をパンと合わせた。

手の大きさこそ違っちゃったけれど、その音を聞いて。


 ああ、小さい頃から、何も変わってないや。


なんて、思ってしまった自分が居た。


でも、それはまた懐かしい思い出の一つだから。

これからは、向かっていける強さを持った

新しい私を見てほしいと思う。




  ******



なんというか、あれですね。
認めたくないんですね、自分の方が弱いってこと。
でもそれを隠そうとしないで、
さらけ出した上で受け止めて強くなろう、という話。
ラブは少なめで。砂糖控えめクッキーみたいな。(は?)

とりあえず手をパッチンってやるやつをやりたかったのさ。それだけ。
(そのためにこんな手のこんだ長い夢を日記に書きやがって…!)




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