気まぐれ雑記帳。
< 2003年03月01日(土) > 引き続きお祝い中。+追記(&SS)
不二の誕生日企画については昨日の日記をどうぞ。 3月ですね〜。 今月はやることが沢山ありまして大変そうです。 前もやったような気もするけどちょっと整理の意味も兼ねてリストアップ。 まず誕生日編 ・不二のBD(引き続き) ・カチロBD ・大菊真ん中BD ・(43)BD ・荒カチ真ん中BD ・荒井先輩BD 次イベント&オフの都合 ・雛祭り ・管理人一時帰国 ・菊日和2様参加予定 ・ホワイトデー ・卒業式(学校も2週間ぐらい通うさ) やらにゃならんこと ・一万打企画(+十万打?) ・キリ番 …大変ね、3月。 11月の誕生日ラッシュも凄かったけど。 今回もなかなかじゃん?やるねー。(とかいってる場合じゃないよ) とりあえずカチロ夢を終わらせなきゃと思う。 後ほど不二ドリ(名前変換なし)を日記に書く予定。 +追記 宣言通り不二のドリームSSでも書こうかなと。 さぁて…どんなのにしよかな。 ポエムチックにしたい気分。 ****** 今日も快晴。 雲なんてほとんど見当たらない。 東の空に、ぽつんと一つ真っ白なのが浮かんでるだけ。 太陽が眩しい。 鳥の鳴き声が聞こえる。 新芽が、そろそろ芽を出そうかとしている。 風は優しい。 月も変わり、世界は少しずつ向かっている。 春に―――。 「やあ」 「…周助」 私はゆっくりと視線を声の主に落とした。 うな垂れた首を持ち上げる。 そこに居たのは、一人の少年。 綺麗で神秘的なイメージを持つ子。 「今日もここにいたんだね」 「うん。晴れの休みの日は…大抵ここに居る」 ここというは、公園。 町の一角の、人気が少なく小さな公園。 この静けさが、私には心地好い。 「周助も、最近良くここに来るよね」 「うん。ここの公園に、良い被写体があることが分かったからね」 「…趣味、写真だっけ?」 「そう」 その子はふっと笑った。 屈託のない、穏やかな笑顔を見せる。 思えば、私が周助と初めてあったのは約半年前。 葉が紅く色付き始めたころ。 その色に紛れてみたくなって、私はここに訪れた。 艶やかな紅葉に目を奪われて、佇んでいた。 すると、カシャという音。 振り返ると、そこには少年。 明るい茶色の髪は、赤の中では映えて見えた。 その少年は、言った。 『ごめん、あまりに綺麗だったからさ』 その後、ベンチに座って少し話をした。 分かったのは、不二周助という名前。 一つ年下だということ。 趣味が写真だということ。 『良く、休みの日は散歩しながら写真を撮ったりするんだ』 微笑みながら、そう言った。 その柔らかな笑顔に惹かれた。 それ以来、私は休みの日にここに来るの日課になった。 秋が終わり冬になる頃。 コートが手放せなくなって、木々が葉を落としていく時期。 そんなある日、またここで遇った。 散っていく枯れ葉に溜め息を落とすと、周助は聞いてきた。 『何か哀しいことでもあったの?』 私は首を振って否定した。 散っていく葉が、あまりに綺麗で、寂しそうだったから、と。 ただ、それだけだと言った。 それならいいのだけれど、と周助は笑った。 でも、思い起こせばあの頃からもう心奪われていたのかもしれない――。 「周助、来るの久しぶりじゃない」 「そうだね。最近寒かったから…」 さらっと風邪が吹いた。 頬を掠めて、髪を揺らしていく。 優しい、春の風。 少しだけ、暖かく感じる。 「今日は暖かいから、それで来たの?」 「うん。それもそうなんだけどね」 周助は、ふふっと笑うと言った。 「今日、一応僕の誕生日なんだ」 「そうだったんだ…おめでとう」 「ありがとう。……だからさ」 「?」 もう一度、優しい笑顔。 暖かくて、柔らかい、まるで春を感じさせるようなそれ。 風が吹き抜けるように、私の心をも奪っていった。 「笑って」 「―――」 言われて、自分が今まで周助の前で一度も笑っていないことに気付いた。 カメラを構えた周助は、ほら、と促した。 「僕がずっと撮りたかったのは、君の笑顔なんだ」 そのとき私は、初めて心から笑えた。 貴方の誕生日は、私の心に春を運んできてくれた。 優しい風が、もう一つ吹き抜けた――。 ****** どんなもんでしょ…。 年上主人公。 私的に不二はこういうイメージの小説も好きよ。 ポエムチックにやってみた。べべんべん。(?) というわけで不二さん、お誕生日おめでとうです! 3歳おめでとうコンチクショウ!(←?) |
●かくれんぼ● |