気まぐれ雑記帳。
< 2002年10月29日(火) > 明後日なワケ。大ビッグイベントが。
※このHPの日付は常に+1で動いてます。 明後日ですね! 何がだ、という方。 大石秀一郎氏の15歳半の誕生日でございますv(逝け) 2週間後ぐらいでかおるんの14歳半の誕生日だし。 あ、ってか自分もか。(忘れんな) つかそれで気付いたけど、今月6日に半年記念〜vとかほざいでたけど まだじゃんっ!(笑) 大石の誕生日で思い出すとは、自分。 もっと自分の誕生日気にしとけよ。はは。 何か書くことないや…。 薫小説でも書くっぺ。 ****** 「子猫!」 「みゃぅ?」 「ただいま!」 学校の帰り,海堂はまた公園へ寄った。 ひたすら走って来たので,少しだけ息が切れた。 でも,猫の無邪気な顔を見るだけで, 疲れなど全て吹き飛ぶのだった。 「はい,今日のご飯だよ!」 海堂はカバンの中から給食の残りのパンを取り出すと,猫に与えた。 すると,とても嬉しそうに食べ始めた。 海堂はそれを楽しそうに眺めていたが, 暫くすると切なげな表情になって語り始めた。 「ねぇ猫ぉ…」 「?」 「ゴメンね,こんなことぐらいしか出来なくて…。 本当はさ,もっとあったかいクッションとか, もっと美味しいご飯とか…あげたいけど…」 そこまで言うと,海堂は涙が出そうになった。 自分でこの子猫を飼うと決めたものの, 満足に世話もできない自分に不甲斐なさを感じたのだ。 「ごめん…」 「……」 海堂が下を俯いていると, 子猫は海堂の膝の上に登った。 「…子猫?」 「ミャー」 子猫は,大丈夫だよ,とでも言うかのように, 尻尾をパタパタ振って嬉しそうな表情を見せた。 子猫も自分のことを好きでいてくれてるのかな,なんて, 海堂もちょっぴり安心した。 それを見て猫もまた尻尾をパタパタと振った。 すると,海堂はとあることに気付いた。 「そういえばさ…お前の尻尾って, 先っぽがジグザグに曲がってるね」 「みゅぅ〜?」 「変なの。一回曲がってるだけならみたことあるけど」 「ミュ」 そんなこんな会話(?)をしながら, 楽しい日々は続いた。 それから二週間ほど経っただろうか。 海堂は毎日公園へ寄って,毎日子猫の世話をした。 とっても楽しかったし, とっても幸せだった。 しかし,ある休みの日…。 「あら,今日は台風がくるみたいよ」 天気予報を見ていた母が呟いた。 海堂もテーブルに頬杖をついて, その画面を一緒に見ていた。 チラッと窓の外を見ると, なるほど,空は厚い雲に覆われて真っ暗である。 「今日は家から出ちゃだめよ」 「はーい…」 そうは言ったけど, 気掛かりなのは猫のことだった。 二時間ほど経って。 「あら,とうとう来たみたい」 雨がぽつりぽつりと屋根に当たる音が聞こえてきて, 一分も経たないうちにザーッという強い雨の音になった。 「これは相当すごいわね」 「……」 テレビの電源が入れられ,ニュースのチャンネルに合わせられる。 ニュースキャスターのはっきりとした言葉が, 耳に入ってくる。 『台風11号は勢力を増して関東地方を横断中です。 規模は相当に大きく,既に関西地方では大きな被害が出ており, 崩れたブロック塀に当たるなど,三人の死者を出しております。 最大風速は33mで…』 「あらやだ。死人ですって。 これは相当すごいはね」 ビューと強く風が吹く音がした。 雨でくすんだ視界の向こうで, 樹が大きく揺れるのが見える。 その時。 『ピカッ! ゴロゴロゴロ…』 「まあ。台風で雷なんて珍しいわね」 「お母さん!」 「なに,薫」 「公園に雷が落ちるなんてこと,ある?」 息子の不思議な質問に,一瞬驚いたが, 母はそうねぇーと上を向いた。 「雷は高いところに落ちるとか言うけど…。 あと金属のものとか。でもさっきの雷は結構遠いみたいだったし まさかこの辺には……」 『ピカッ ドーン!!!』 「…あらま。今のは近かったわね…」 「!!!」 「薫?」 海堂は階段をすごい勢いで駆け上がった。 自分のドアの部屋を閉めると, 布団に潜り込んで小さく縮こまった。 高いところ…公園には町で一番高い樹があった。 金属のもの…公園にはブランコとか滑り台とかとにかく金属質のものが多い。 「子猫ぉ…」 海堂は雷が聞こえないように 頭をギュッと抱え込んだ。 そんなことしたって,台風が治まらないということは分かっていながら。 …夕食に呼ばれて漸く布団から抜け出したとき, 台風はもう既に完全に過ぎ去り, 物が飛び交い荒れた町と雲一つない空を残していった。 ****** なんか意味不明になってきちゃったぁ〜。(こら) 次か次々で完結…予定。(ぇ |
●かくれんぼ● |