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■ 再確認してしまう。#8コトバのない二人。
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ココのあらまし説明をつけてみました。
初めての方・概要を知りたい方などは、
>>コチラからどうぞ。
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***** カレといれるのは、 あと数時間。 あたしなりに精一杯。 一枚のラグにもぐりこんで、 背中合わせで 触れた部分のぬくもりをかんじるだけ。 それだけで、 精一杯。
『カレから』 の、行動を期待してた。 それはないだろ、ってわかってても、 期待してた。
『アタシから』 の、行動は避けたかった。 それではなにもないって、わかってても、 避けたかった。
同じ想いをしてたのかもしれない。
>>『・・・いい?』
それでも聞いたのは、 このまま終わってしまいたくないから。 それが世間的には間違ってても。
合わさってた背中をはなして、 カレの背中のほうをむく。
『・・・なにが?』
そっけなく返事がかえってくる。
>>『・・いいから!いい?』
答えにもなってない。 ある意味断りようもない?w
『よくわからないけど、いいよ?』
>>『・・・・・』
あたしはカレを抱きしめる。 こっちを、振り向くことさえないカレを抱きしめる。 後ろから体をくっつけて、 腕を前にまわして抱きしめた。
『・・・・・・・』
なにもいわない。 アタシもカレも。 無言のまま。 無言のまま。
やっぱり、 拒絶もされない。歓迎でもない。 だけどやっぱり、 拒絶でないことがうれしい。 そんなことを考えるあたしは馬鹿かもしれない。
そこには、コトバはなにもなかった、 だけど。 だけどね、
抱きしめた右手にのった、 カレの右腕に チカラがはいった。
抱きしめたアタシの腕を、 更に上からかかえてくれるというか、 体につけてくれるというか。 なんていうんだろう? 掌でもたれたわけではないけど、 『腕』で持たれたかんじ。
それが、 『許諾以上』 におもえた。
許諾するけど、どっちかっていへば否定したい。
それなら、 触れてても腕はのせてるだけだとおもうから。 わからない。 かってな都合のいい判断かもしれないけど、 あたしなら。 そうだとおもうから。
コトバのないまま そして時間はすぎていく。
>>続く・・・・・
2003年08月31日(日)
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