ただなんとなく過ぎ行く時を
私は気付かないフリで消費している気がする。
もう二度と戻ってこない2001年の5月14日、
特になんの記念日でもなく、イベントも無かったけれど
私とヨウが一緒にいれる1日には変わりないんだから。
それと同時に、「自分の時間」である24時間の大部分を
こんなふうにただただ帰宅時間を気にしながらするような仕事に当て、
私は振り返った時に後悔しないだろうか、等と考える。
「貴方と一緒の時間を生きていく為」
今の仕事を続けている理由は、これだけな気がする。
そして自分で認めて肯定してきたり
こうやって否定的になってみたり
私の中の答はいつになっても出ては来ない。
出てこないから、会社の雰囲気に悩み、悩みながらも進まず・後退せず。
現状を繰り返すような毎日の消化。
『ヨウの側にいれれば、それだけで幸せ』
そう思える事の幸せと、それだけしかないことへの焦りと。

夢？
こんな微温湯の生活の中では、ただの一つも光りはしない。

「このままでいいの？」「このままじゃいけない」
自問自答する言葉も今では同じモノの繰り返しのみ。
抜け出そうと片足を上げるとその重さがもう片方へ圧し掛かり、
結局前より深い位置へとはまったまま、動き出しはしない。

。。。私はいつも現状を把握する事だけは得意みたいで（苦笑）
それを嘆いたり愚痴ったりすることもこのスペースでの定番になりつつある。

それで、そこからの脱出・前進を綴る事が今まであっただろうか？
その為への努力や行動を起こした事があるんだろうか？

いつも明日・明後日と先延ばし。
「そのうち何か見つかるや」なんて誤魔化し誤魔化し。
。。。そのうちっていつよ？
納得できる未来を見つけたいのは紛れも無く自分。
その未来が「夢」で終わってしまってもいいぐらい
これからの時間を有意義に過ごせれば、私は十分なんじゃない？

ただガムシャラに、というのを目指す訳じゃないけど
今の私に欠けているのはそういうことかもしれない。

♪あれから１０年も この先１０年も
　振りむかない　急がない　立ちどまらない
　君だけを　ぼくだけを　愛したときを
　今を誇りに想うよ　ずっと誇りに想うよ

10年後大好きな美里の「１０years」のように
誇りと思える自分である為に。