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past will
→ 過去の話。〜先輩とデート |
2000年08月03日(木) |
「今からちょっと出れない?」 急にかかってきた電話。東くんだった。
彼は家庭教師のバイトもしていて、 その給料が入ったから飲みに行かないか、というお誘いだった。 こんなカンジで私と彼は「おトモダチ」に戻っていた。 その日はたまたま熱を出していて、お断りしたけど、 元気だったら行ってたかなぁ? ちょっと謎。
別れたけれど、音楽や映画の話しをし始めたら、 彼以上に話せる友達がいなかったし そういう点で一緒に話をしていると楽しかった。
・・・付き合ってた、といってもたった2ヶ月。 友達として付き合ってた期間の方が全然長いし。 ただ、彼に悪い、という気持ちは依然消えてくれず、 前のように何も考えず会話を楽しむ事は出来ない。 変に気を使っちゃうんだよね。 さすがにまだ「好きな人出来た?」なんて聞ける仲にはなってないし。
私は。
先輩に初めてデートなるものに誘われた。 「今度映画でも行こうよ」なんて、ごく普通に。 私が断らないのを知っているのか、少し強引に日付まで決める。
でも。 まだ先輩には言ってないのに。東くんと別れた事。 彼は私が他の人と付き合ってると思いながら、誘ってくれるんだろうか。 それよりも私のなかではその日までは風邪治さなきゃ!ということでいっぱいだった。
あの先輩の電話が夢だったみたい。 確かに約束したなのに、 考えてみると待ち合わせの場所とか時間とか決めてないじゃない。 それなのに電話してもいないし、学校でも会わないし。 夢だったのかぁと思ってると、約束の日の前日のサークルの練習に先輩がひさしぶりに顔を出しに来た! といっても、その日はハナちゃんも練習に来ているから明日の事は聞けない。
・・・先輩は忘れてるんじゃないかなぁ、なんて思う。
ハナちゃんと先輩を二人一緒に見るのは少々胸が痛い。 どうして私は彼女になれないんだろう?なんて考えちゃう。 もうアキラメたことなのに、何度も何度も私の胸を支配する嫉妬心。 ただ、今日はふたりケンカでもしてるのか、 ほとんど会話も無くハナちゃんが先に帰ってしまった。 それを見てすぐ、先輩は私の耳元で「明日何時にする?」なんて聞く。
良かった。夢じゃなかったんだね。先輩は覚えていてくれたんだね。
なんだか、それだけでハッピーな気分になる自分って安いな、なんて。 約束はお昼12時半。大学の先輩の学部の校舎近くで。 家に帰る私の足取りは非常に軽かったのは言うまでもない(笑)
こんなに落ち着かないのも珍しい。 そわそわした気持ちで待ち合わせ場所に車を止める。 先輩はいきなり10分の遅刻。最初なのにぃ。 「ゴメン、遅れた」って笑顔で、 そして当たり前のように助手席のドアを開ける。 今日は「デッドマン・ウォーキング」と「アパートメント」の2本立てだった。 1日中先輩と一緒にいれる♪と思ってたのに、 昨夜母に明日出発予定だった祖父母のお祝い旅行へ、 今晩から出発する事になったことを聞き、ちょっとショックだったのだ。 「そうなんか。何時まで帰ればいいの?」と その時間までは一緒にいたい宣言をされて、またまたハッピーな気分になる私。
映画もなかなか面白くて、泣けて。あっという間の時間だった。 2本立てだったから3時にスタートし、 映画館を出るともう7時とかで暗くなっていた。 「これから夕食、と行きたいところだけど時間だね」 と本当に映画だけのデートで終了。
でも、でも幸せだったの。
これで終わりじゃなくて、これからもまた二人で会えるし。 一人で先輩を見ていた事を考えたら、ずっとずっと幸せ気分なのだ。 先輩を大学まで送っていって私も家に帰る。 なんていうか、ニヤついた顔が戻らないカンジ。 だって、あの先輩と二人で映画デートだったんだよ?(笑) サトコに言ったら「想像しただけでなんかオカシイ」って言われたしね。 私らって恋愛関係には見えないんだろうな、サークル内じゃ。 つか、先輩の相手がハナちゃんとハッキリしてるせいもあるけどね。 ハナちゃんはハナちゃん。私は彼女にも笑って「おはよう」と言えていた。
女ってけっこう怖い生き物かもしれない。
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