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付き合って今年で9年目になる、私とヨウ。
2年同棲後3年前より遠距離恋愛・・・戸惑う毎日です。

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→ 過去の話。〜強気になれない自分 2000年07月26日(水)

何も変わらなかった。

約束して次の日にまた二人で花火をしようと大学で会う。
彼は私が誕生日に買ったTシャツを着てきた。
その姿を見た時に
私に会うという事で選んできてくれたのだろう、と
少し心の中をくすぐられる。

これこそ初めて。先輩と約束して二人きりで会う、なんて。

聞きたいことがたくさんあったのに、
重要なことは全部言い出せずいつもどおりの会話ばかり。
大学の構内より少しはなれたところまで歩く。

先輩は「南条は急に大人っぽくなっってビックリした」そう言った。


確かに。
私は髪も肩まで伸びて、
化粧もバイトに慣れるにつれ少しずつだけどするようになった。
服もいつもジーンズばかりだったのが、
時々ミニスカートをはいたりするようになった。

だけど、心は何も変わってなかった。

持ってきた花火が最後の光を放っている時に私はやっと聞けた。
「・・・ハナちゃんとは付き合ってるの?」と。
先輩は視線を下の夜景に飛ばしたままで頷く。
「じゃあ、私はどうしたらいい?」その問いには何も言わない先輩。

困ったまま、言葉を捜しているような。

全部聞いてスッキリするぞ、と意気込んで約束の場所に行ったのに
結局聞けたのは『ハナちゃんと先輩は付き合っている』という事実のみ。

私は・・・二人目の彼女になっているのか、
それともホンキのキープでしかないのか。
わからないまま、先輩のバイトの時間を迎えてしまい別れる。


家に帰ってから後悔。どうしてちゃんと聞かなかったのか、と。
元々先輩は自分のホンネをなかなか話してくれない人だ。
きっと二度と私に「スキ」という言葉をくれないだろう。
前回だって「好きな人が2人いて、一人はお前だ」としか言ってくれていない。
目を見てちゃんと告白されたわけじゃない。

妙に・・・スッキリしないのだ。自分のココロも。先輩のココロも。
どうしたいのか。私を、考えてくれているのか。

一人でいるとどうしてもいろいろ考えてしまうんだけど、
女として見てくれなかった先輩が
今は私を少しでも見てくれている事実だけでも嬉しかった。
その事実に溺れている自分もいるのが現実だった。

だからか、それ以上しばらく先輩にその手の話しを持っていけなかった。


先輩・ガクさんは私とは付き合えないのだろう。
ハナちゃんとはもう公認の仲だから。私は・・・なんなんだろう??
ガクさんは私に他の人とは付き合って欲しくない、という事を言った。
だけど俺と付き合って欲しい、とは言ってない。
非常に勝手な男だ。
そしてそんな彼をずっと好きでいる私はオカシイのかしら。


こんな中途半端な気持ちのまま、東くんに会う。
電話のノリで二人で飲もうということになったから。
場所は彼の家。
・・・普通なら何が起きてもおかしくないシチュエーション。
二人きりで彼の部屋で朝まで飲んでいたのに、何も無い。
期待してたわけじゃないけど、なんだか気が抜けてしまった。
ただ、私の誤解がハッキリしてしまう。

というのも。

私が東くんの好きな人はユウちゃんだと思っていたことが
実は大きな誤解だったのだ!

彼が花火の時に彼女を見て「ここじゃ言えない」と言ったのは
彼女と同じ大学の人だから彼女の前で言うとバレバレになるから、
という意味だったらしい(恥)

もう、なんていうおバカなんでしょう、自分・・・。

しかも「でも、最近その人より気になる人が出来た」という。
私は・・・先輩の話をした。一応。
付き合ってるわけじゃないんだけど、でも告白された、と。
本当ならいわない方が良かった気もしたんだけど、
黙ってる事が出来なかったから。

私もその話をしてから
「先輩に告白されて嬉しいんだけど、他に気になる人もいて」と
自分の中の東くんへの思いもほのめかした。
それも事実だったから、黙っていられなかった。
「そうか」と言っただけで、彼との話はくだらない雑談へと移行。
気付くと夜が明けていた。



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