窓のそと(Diary by 久野那美)

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2003年06月19日(木) ロールパン

念願のオーブンを頂いたので、粉細工にはまっています。
ピザとかパンとか。

普段は料理の本なんか見ずに、食べたときのことを思い出しててきとうに作るんだけれど、さすがに食べただけで小麦粉文化の材料と作り方の見当をつけるのは不可能で・・、ほとんど初めて、本を見ながら、分量を量りながら作っています。

まだ簡単なものしか作ってないけど、なんといっても発見はロールパン!
あの美しい不思議な形について、どうして今までこんなにも無関心だったのか。ほんとに何も考えずにちぎって食べてました。知ってたら食べる心構えが違ったはず。

「ロールパンは、どうしてあんな形をしているのでしょう?」

こういうのって常識なんでしょうか?みんな知ってて食べてるのかしら?
でも私にとっては大発見!だったので書きますね。書いちゃいますね。
(しらないひともいるかもしれないし。)

生地を。麺棒でぺったんこにのばして、三角形にするんです。
そして底辺の方からくるくるまいていく・・・。
そうすると、だんだん巻かれる面がちいさくなっていって、最後には点になりますよね。その状態で発効させてふんわりふくらませると、例のロールパンスタイルになるわけです。知ってみればまあ妥当な作り方だと思うし、当たり前なんだけど・・・でも、すごいと思いません?
こうやって焼けば型もいらないし、適度な大きさにうまくまとまるし、しかも美しい!いや、「だから」美しいというべきか・・・。
実用的な美しさってひとを幸せな気持にします。

夜中にふと思い立って粉をこね始め、手順通りにまるめたりあっためたりのばしたりまるめたり焼いたりして、ロールパンをひとやま作ったら朝になってました。

ので、朝ご飯に焼きたてのロールパンを食べました。
実に満足感のある幸せな朝ご飯でした。

台所、粉だらけになったけど・・・・。


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