窓のそと(Diary by 久野那美)

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2000年11月30日(木) 日常を淡々と描く。  

ある種のシチュエーションを指して…
「まるで久野さんの作る話みたい。」とか
「久野さんの話にでてくるひとみたい。」とか
「久野さんの書く台詞みたい。」とか

言われることがある。稽古場で話してるときや出演者の役者さんと話してるとき。
よく言われる。結構しばしば言われる。
言ってる人は「なんだか不条理だ。」とか「不自然だ。」とか言う意味でつかってるんだろうけど、言われるたびに腑に落ちない。
そんなに度々あるんなら、ふつうのことじゃないか。

「ひとは普通こんな風に話さないよ。」とか言う人が、「なんか私いま久野さんの台詞みたいにしゃべっちゃった。」とか言うのを聞くと、「ちょっとまて。なんでだ??」と思う。

言ったのはあなたでしょーが!
あなたそういう風に言うでしょーが!

「まるで絵のような風景だ」といわれた風景はこんなきもちなんだろうか。
−あんた今目の前で見てるでしょーが!
って思うのかしら。
日常って何だろう? 
          *************
ちなみに「ここはどこかの窓のそと」は、「11月30日」の話。
なんともありふれた、日常的な題材です。


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