窓のそと(Diary by 久野那美)
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私の書いた台詞は、口語的(会話的)じゃないとよく言われる。 自分ではあんまりよくわからない。 ひととひととの距離、ひととひととの距離をいきなり適切に図れないので、 ちょっとずつ調節しながら書いてるとそんな風になってしまう。
ある、とても丁寧な話し方をされる演劇ファンの方に 「私もですね。ええ、そういう話し方をしてしまうものですから。ためぐちとか、きけなくて…。ですからね、久野さんの台詞にはですね、大変興味をもっておりましてね…。」 と、言われたことがあって、そのときはなんだかとっても嬉しかった。
ことばを省略するのはあんまり好きじゃない。 会話でも口語でも、省略しなくていいところは極力省略せずにすませる方法を考えたいなと思う。 せっかく、遠くまで届けるために「ことば」で話すんだから。
口語的じゃない、と言われるのは、だからあんまり嫌じゃない。
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