窓のそと(Diary by 久野那美)
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このページを創ることになったとき。毎日日記をつけてみることにした。日記というのはそういうものだと思ったから。 小学生のとき以来。宿題以外で書いたことがないので、続けることがどれくらい大変なのか、やってみないと分からない。もしかしたらすごく楽しいのかも知れない。毎日がおんなじで、書くことがなくなったらどうすればいいんだろう。とても書けないようなものすごいできごとがおこった時はどうすればいいんだろう。 日記に書いておいたらいいことって何だろう?
少し前。物置を整理していて小学校1年のときの絵日記を見つけた。読んでみて仰天した。内容も文体も書き方も、今の自分ととあまりにそっくりだったから。やってることも見てるものもたいして変わらなかった。 描かれている風景を意外と覚えていることにも驚いた。これはあのブラウス。これはあの鉛筆削り。これはあのピアニカ。これはあの滑り台。 −子供の頃の記憶。−子供の頃の記録。
予想に反して。その日記の中にみつけたものは遠くに置いてきてしまった過去の私ではなく、今ここにいるのと同じ私だった。 でもこれは日記がそういうものなのか、私が成長のない人間なのか、どっちの証明なのかわからない。
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