2007年10月08日(月) |
病院は人が死んでいくところでもある。
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部屋を出て散歩に行こうと廊下に出たら、すぐ近くの病室から家族の叫び声が聞こえた。
『お父さん!お父さん!』
ナースがその病室に飛び込んだ。
すぐにその後、緊急の館内放送、『コードブルー!コードブルー!』が流れた。
ドクターがどんどん集まってきた。
家族の叫ぶ声がすすり泣きに変わっていった…
病院は、人の死が日常にあるところだ。
一階の救急処置室の周りにも、家族なのか関係者の悲痛な顔が並んでいることがある。
俺のいる階でも、今日、明日の危険な状態にあるという患者がたくさんいるようだ。
入院してから今日まで、『コードブルー!』の館内放送を何度も何度も聞いた。
治って、笑顔で入退院玄関を出ていく人がほとんどなんだろうと思う。
だけど、一方で、無言でストレッチャーに冷たく横たわったまま出ていく人だって多い。
人の死が日常にあるところ。
病院は人が死んでいくところでもある。
当たり前のこと。特別なことじゃない。
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【骨髄バンクのドナー登録会】 10月11日(木) 新潟県長岡市 長岡造形大学 10月20日(土)10:00〜15:30 敬和学園大学(新発田市)
【骨髄バンクにご理解・ご協力を】 骨髄移植推進財団(骨髄バンク)
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健康な人の善意に頼るほかない骨髄バンクの活動。 善意の輪が広がっていくことを願っている。
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