入院41日目。
たった41日だけど、その間、いろいろ経験し葛藤もあった。
窓の外には海が見える。
海は、闘病生活を送る俺にとって、とても大きな存在だ。
明るく晴れた日も、黒い雨雲が襲ってきたときも、いつも同じようにそこにある。夜でさえ、灯台の灯やイカ釣り漁船の光によって、そこにあることを示す。
海があることを確かめるだけで、心洗われ、たくさんのエネルギーをもらっている。
海を眺めていると、自分の悩みがいかに小さいことか、思い知る。自然の大きな営みの中で、人間の一生なんて、浜に打ち寄せる波泡といかほどの違いがあろうか。
そう思い、一人笑いをし、明日の夢を見ようと目を閉じてみるのだった。
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