生まれて初めて、他人様の血液が身体に入ってきた。
抗がん剤が効いて、赤血球、血小板とも下がり始め、
まずは、血小板が輸血された。
血液疾患になる以前、血小板成分献血をすると、通常献血の四倍のスタンプを押してもらえたので、このスタイルの献血をよくしていた。
まさか、その頃は、自分が輸血してもらう立場となるとは思いもしなかった。
献血の景品目当ての不純な動機だけで、献血カードは何冊にもなった。
免許証に挟んでおくと、事故ったときに役に立つとかなんとかで、今も挟みっぱなし。
初めての輸血は、あっという間に、俺の血管に入っていき、いま、この身体を巡っている。
献血をしてくれた多くの見知らぬ人々に感謝し、今夜の眠りにつこう。
ありがとうございます。
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