2005年06月05日(日) |
ジャンクスポーツに佐々木明選手が出演。
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ダウンタウンの浜ちゃんが司会をしているジャンクスポーツの放送があり、佐々木明選手が出演していた。柔道の野村選手がメインゲストっぽくて、二段目中央に座っていた佐々木選手は、現在のアルペンの置かれている立場を象徴しているかのように、かなりサブ的存在。発言回数も時間もメチャ少な。それでも、久々の登場だ。ラスト近くには、トリノ内定のもう一人のスケートの選手とともにオリンピックに向けての決意表明があった。
質問に答える佐々木明選手は、結構マジ顔で、 「6、7割くらい、コースアウトだと思う。でも、ゴールできたら表彰台・メダル!」みたいなことを言っていた。
これ聞いて、ちょっと涙ぐんでしまった(涙腺弱くなった:ジジィくさ)。なんか、佐々木選手の心の中の悲痛な叫びっていうかを感じてしまって・・・。J−Sportsで見る砕けた感じのいつものキャラクターと違うぞと。多分、日本中のアルペンファンが同じことを思ったんじゃないかな。
競技人口の少ない純ジャンプ競技がスポンサーを集められるのは、札幌五輪の表彰台独占がきっかけというのは、疑う余地もない。コンバインドで荻原選手がワールドカップチャンピオンになっても、長野五輪で団体優勝するまでは、スポーツ欄の扱いはイマイチ小さかった。モーグルがオリンピックで初めて行われたのは、王者グロスピロンが地元で金メダルを取ったアルベール五輪だったけど、日本のマスコミがモーグルに食いついたのは、長野五輪の里谷選手の金メダルからだった。
同じスキー競技という枠組みの中で、他競技に対する羨望がアルペン界に蓄積されてマグマのように溜まってきていると思う(元々、冬季スポーツ全体が扱い小さいけれど。)。当然、アキラキャラの佐々木選手も、その重圧を感じているはず。だからこそ、やって欲しい。勝って欲しい。表彰台で『佐々木明』をアピールして欲しい。
そんなことを思い、フツーなら「なんで涙流すの?」ってな受け答えのシーンで、不覚にも潤々してしまった。
【Referer】
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