8:00 江浚い 11:30 冬タイヤに交換(換えないと、タイミングを逃すから) 12:30 妻の実家へ
高速道路が開通し、R17の和南津のトンネルも通ることができるようになった。そこで、妻の実家へ出かけた。R17は渋滞が予想されるので、関越を使った。
しばらく走ると、フロントガラスの先には竜光、新道島の惨状が飛び込んできた。
墓石のほとんどが、そのまま横倒しになっている。傾斜地は赤土を露にし、更に崩落のタイミングをはかっているかのようだ。
走行している高速道路は、補修作業のため、1車線のみの開放である。補修が進んだとはいえ、道路に亀裂は残り、分離帯のワイヤーは伸びきったまま。作業車の連なりは、延々と続いている。
そして、トンネルを通り川口へ入った。
関越自動車は、川口町内を高架で通り過ぎるため、被災状況を遠目に見るだけである。しかし、遠目に見る山肌に震度7の爪痕は深く深く刻まれていた。震源地そのものを目の当たりにし、自分たちのところは運が良かったということを認識した。
小千谷IC近くには、崩壊した建物がポツポツと目に付いた。道路の地割れもまだ補修されていない。峠の道の補修はラン敷きのまま。
峠を越え、ゆっくり、ゆっくりと走り、妻の実家についた。
妻の実家は、震度6強の揺れを受け、全ての壁にヒビが入っていた。台所の4枚の引き戸は、桟が歪み開け閉めができなくなったため、新しい柱で支えていた。玄関のガラス戸は割れ、入れ替えたガラスも余震で再び割れたという。庭の石塔は全て倒れていて、坪山の一部が陥没していた。
墓地と水田を案内してもらった。
墓石が横倒しになっているのは、高速道路で見かけたのと一緒である。古い墓も新しい墓も全て。
水田には亀裂が入っていた。これから迎える積雪によって、更に大きくなるに違いない。水がさし込むことで、土砂崩れが起こるだろう。来春の耕作はどうなってしまうのだろう。
否、来春の耕作どころではない。高速道路から遠目に見た惨状の地域では、この冬をどうやって乗り越えていくのか。雪が降り始める前に、余震が終焉となってほしい。そして、はっきりとした救援の方向を示してほしい。
【Referer】
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