2日目、GS。
前夜、遅くまで飲んでいたにもかかわらず、4時半には目が覚めてしまった。 SLの出場枠に引っかかったという安心感は、本命のGSの朝を迎えての緊張感に覆されていた。
アルペンの王道は、やはりGSである。スピード、テクニックの全てが凝縮された競技だ。そこで勝ってこそ、SLでの結果が生かされる。今日も負けるわけにはいかない。
実は、中越大会の成績やスタート前のフリースキー練習を見てくれたコーチの情報から、密かに入賞を期待していた。また、全中で結果を出すためには、早いスタート順を確保することも大事だ。上位で通過しなければならない。
結果は、1本目9位。2本目、大失速。トータル12位。
2本目、スタート直後の緩斜面からターンが遅れ気味で変だった。スタートにいたので、あとの滑りはよく見れない。タイムアナウンスを待つ。予想タイムより2秒くらい遅い。その瞬間、手に持っていたドライバーを雪面に叩きつけていた。
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今季、4レースで7回、スタートバーを切った。そして、7回ともゴールラインを越えた。これまでの戦績から考えると、成長したなと思う。始めたばかりの頃は、トップ選手ととんでもない差があった。今でも真正面から勝負できるわけではないが、少なくともゲームに参加できるようになった。精神的にもいろいろなことを乗り越えて逞しくなった。
やるべきことはやってきた。その結果だから。
だから、今日は思いっきり泣いてもいい。泣いてもいい資格 があると思う。
http://www2.sport-nippo.com/news/details.php?t=ski&k=1276
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【Referer】
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