今日は、祖父の命日。22年前、土曜日午後の部活動を体調不良のため欠席して家に帰ると、既に虫の息だった。人の死を身近に経験する初めての機会となった。前年の秋口に倒れていた。約半年、居間でみんなで食事をするために、祖父を肩に抱えて部屋から移動させていた。ほとんど寝たきりだったので、できるだけ祖父自身の脚に負荷を掛けてあげるように。「ありがとう」、「わりぃのう」と口にする祖父に対して、毎日毎日の介護が面倒に思えたこともあった。
今、私は38歳だから、祖父がいない時間の方が長くなった。でも、祖父がいた頃の思い出の方が濃いな。
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