日本人のノーベル賞受賞が相次いだ。
小柴さんの名前は、富山在住の頃、聞いたことがあった。神通川上流の岐阜の神岡に、ものすごい巨大装置があるらしいと。それがなんであるかについて、当時の私は、興味もなかったが。東京大学名誉教授という権威ある方なので、受賞について特別の驚きがあるわけではなく、新聞報道などを見る限り、むしろ当然、遅すぎたという印象がある。
一方、田中さん。この方、一部報道によると、大学時代に留年を経験してるとか。もちろん、出身校の富山中部高校は、富山県有数の進学校であるし、東北大学も七帝大の一つとして君臨する大学であるので、田中さんが秀才として少年時代を過ごしたであろうことは疑いがない。しかし、日本の歴代の受賞者が東京大学や京都大学といった権威主義の象徴から輩出されていたことから考えると、今回の受賞は画期的な出来事だと思う。
二人の受賞は、暗いニュースばかりの世の中に明るい希望を持たせた。特に、田中さんの受賞は、燻りがちであった私に勇気を与えてくれたような気がする。
【過去のエントリー】
【Referer】
|