昨日、役所へ行く用事があった。 窓口に知り合いがいた。学校が一緒になったことはないが、同年齢の女性だ。
「よぉ。元気かぁ?子供でかくなっただろう?」
結婚後、子供をもたない期間が長い夫婦だった。 何年か前、大きなお腹の彼女を見かけたことがあった。子供はつくらないかも・・・と言っていたので、妊娠自体、私にはある意味驚きであった。
「写真、ここにあるよ。見る?」
子供と二人の写真を見せてもらった。2・3歳くらいだろうか?かわいい盛りである。
「そろそろ二人目かな?」
何も知らない私は、ついそんな問いかけをしてしまった。
「え?私のこと知らないの?」
「は?なになに?」
まずいことを聞いてしまったのか?病気か?私の年代の女性は、婦人病の発症も多い。
「元の姓に戻ったんだよ。いまは、子供と二人暮し。」
「ぇ゛」
結婚して、やっと子供ができたと思ったら離婚。元旦那のことも知らないわけではないので、驚いた。
去年の夏に離婚したということだった。
彼女は、とてもさばけた性格で、外見もボーイッシュ。役所勤めだから、男性と収入の差はないので、経済的にはいいのかも。
キラキラと輝くシングルマザーが言った。
「子供って、母親だけで産めるんだよ〜。」
「は?なに?」
詳しい事情は聞けなかった。でも、彼女は何かを乗り越えている。
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