2003年03月07日(金) |
肌が裂けても良いの私 |
続けざまに打たれた尻が熱い 暗闇の中、小さなランプに照らされ ぽかりと浮き上がった赤いお尻
姿見に映された私の肌は 冬だというのに汗が滲み生々しい
痛い、やはり痛いのだとても 連打されて痛くないわけがない
少しの恐怖と痛みが体を硬直させ 脇の下や背中がじわりと濡れ始める
ぶたれる度に声を上げて体をよじり もう嫌だ沢山だと嘆く自分と 次の刺激を欲しがる自分が頭を悩ませ
鈍い痛みに包まれた尻に 容赦なく鋭い痛みが加えられ
嬉しいのか哀しいのか考えようするうちに またパァンと大きな音が鳴り
私の気持ちが音に傾き その音に感動する自分に気づく頃にはまた じんじんとした痛みに泣くことになるのだ
頭の中はフル回転なのに空回りしている 夢で全力疾走しているのと似ている
脳がショートするまでは 打たれ続けるコトを望んでいると悟る
しつこくスパンキングをせがんだからか 「僕の手の平がもたないよ」と笑い ダーリンがギブアップしてしまう 「これ以上すると痣になってしまうよ」 熱を持った尻を撫でて心配している
四つん這いのままベッドに顔を埋め お尻をより高く突き上げて私は言う
「ベルトを使って」
驚きが二人の間に沈黙を生み 張り詰めた空気が私を突き刺す
私はエスカレートする自分を許した
彼は一線を越えるべきか迷っている
両手で尻を鷲掴みにして目を瞑る 「ねぇ・・アタシ・・こんなに濡れているの」 消え入りそうな声で告げ、ゆっくりと陰部を開く
心臓がクチから飛び出てしまわないよう 頭を一層深くベッドに沈め 少しずつ垂れ流れる愛液を意識した
彼がクローゼットに手を掛けた頃には 言葉で説明できない感情に圧迫され 興奮からか少しだけ体が震えていた
掌とは全く違う痛みと音と 私の中を掻き回す温かい指の動きと 彼の強い口調とそれに続く私の告白と
寝室に凝縮された全ての出来事がいやらしく 私はといえば、発狂寸前のような状態で 死ぬほど満足なオルガスムスを体験した
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