甘い秘密

2002年11月21日(木) ピンクの卵とバニラの香り

闇に揺れる幾つもの小さな炎の中で
彼は手際良く私に目隠しをかける
視界を失われた分だけ嗅覚が強まる
数々の蝋燭から放たれる甘い香りにうっとり

滑らかなマッサージに身を任せ、
甘い言葉に幸せを感じる
本当は眠ってしまいたいけれど、
目隠しされているという事実が眠りを妨げる

ブゥゥゥン・・・
今夜初めて耳にする機械音
それが何の音であるかくらいは分かる
だけど聞き覚えのない音
新しい玩具を手に入れたのね
心臓がドキドキする

ブゥゥゥン・・・
寝室にはその音だけが響いている
全身を緊張させたまま沈黙を保つ
今度の玩具はどんなのかしら?
私を喜び狂わすであろう小さな驚きに期待する

ブゥゥゥン・・・
音の大きさからそれが私の鼻先にあると感じた
舌を伸ばし、まだ見ぬ玩具を確かめる
舌先にやっと触れたと思うと逃げてしまう
運動会のパン食い競争を思い出させるその行為は
私を辱め、じれんまを感じさせる

彼は玩具を下降させ、私の口の中に収めた
ガチガチと不愉快な音が立ち、耐えれずに吐き出す

思っていたより大きなそれは、
乳房へと移動させられた
小刻みな振動が乳房を揺らす
たっぷりと時間を費やし中心部に向かう
気持ち良くなりたくて、悶えてしまう

「ここ・・ここにして・・」
乳首を摘んでお願いする

「ここんとこに・・ブゥゥンてして・・」
尖った乳首を更に引張りながら言う

ブルルルルル・・・
左右のでっぱりに押し付けられたローターは
少し鈍い音をさせながら私をくすぐる
一番気持ち良くなるよう、もっと良くなるよう
強弱をつけて親指と人差し指で乳首をつねり
「はぁぁん・・ふぅぅん・・」と力なく喜ぶ私
二つのローターは絶妙のタイミングで
乳首を刺激しては離れ、離れては戻る

「あぁ・・っ・・いやらしい・・」
愛液がシーツに零れてしまわないよう
そっと腰を浮かしてお尻の下に両手を敷く
一段と突き出された乳房は、
蝋燭の炎に照らされ揺れているのだろうか

舐めさせてと頼んでもまだ駄目だと言われる
溢れ過ぎた愛液が私の手の甲を濡らす

「はぁん・・舐めたいの・・・」
「オクチに入れて欲しいの・・んっ・・」
「お汁だけでも良いの・・あぁん・舐めたいの」
舌先を尖らせ、喘ぎながら懇願する

うわごとのように何度も繰り返しお願いする
ペニスの先から垂れた彼の体液を味わえるまで何度も






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