息ができないほどにキスをされ、 肌に跡が残る程に乳房を揉まれる。
ブラジャーが押し上げられ、 可哀相な乳房はワイヤーに押し潰される。
冷たい地面に倒れてしまわないように 壁に背を向け後ろ手に手を添える。
真正面に立つ彼の手が伸び、 私の左太腿は簡単に持ち上げられた。
ライトに照らされた太腿の赤さに見惚れながら ここが何処であるかを思い出さされる。 ドアを挟んで沢山の人の話し声が聞える。
「席に戻るわよ!」と彼を押しのける。 太腿を掴んだまま彼は「大丈夫・・・」と繰り返す。
男というのはどうしてこうなんだろう?
学校の自転車置き場でもそう言われた。 飲み屋の非常階段でもそう言われた。 夜行バスの後部座席でもそう言われた。
色んな所で「大丈夫・・・」と言われた。
落ち着かない場所でするセックスは好きでない。 だけど嫌いだと言い切れないのが哀しい。 どうしてこの手を振り切れないんだろう?
大きく開かれた太腿は自分で見てもいやらしいと思う。
ミニスカートから伸びる脚と丸見えのショーツ、 アルコールに染められた肌は汗ばみ、彼を誘う。
ショーツの中心部をずらされ、 唾液をたっぷりつけた指がそこを撫でる。
ぺちっ・・ぺちっ・・ぺちっ・・・
手の平で性器を軽くぶたれる。 アタシはこれに弱いんだ。
ぺちゃっ・・ぺちゃっ・・ぺちゃっ・・
あぁ、駄目。負けてしまいそう。 理性が飛んでしまわないように。
ずぶっ・・・くちゅっ・・くちゅっ・・
数本の指がアタシに入り、すぐに出される。 太腿にねっとりとした愛液を塗りつけられ、
「こんなになってるよ、恥ずかしいね。」
耳元で湿った吐息とともに囁かれる。
私は戦い続けたいけれど、負けてしまう。
「あぁ・・・ここで頂戴・・・大丈夫よ。」
スカートを汚さないよう捲り上げる。 二本の指で性器を開き、ゆっくりと腰を振る。
「欲しいの・・人が来ても大丈夫・・。」
充血してヒクついたそこを落ち着かせるため ぷっくり膨れたクリトリスを慰めてやる。
「早く・・・大丈夫だから・・・。」
一刻も早く挿入されたいがために こうして私は踊り子にさえなれる。
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