2005年06月23日(木) |
一度なくなった身ならば。 |
今朝、先輩と社長の乗ったトラックが事故った。 前のトラックに衝突、転倒してガードレールに突っ込み、大破。 運転してたのは先輩。
奇跡的に無傷で、別の方法で現場へ行こうという話になった。 雨の中、強大オブジェを乗せた軽トラックで現場へ向かう途中で。 私は電車で向かってる途中だった。 「こんな状況でも仕事は終わらせなきゃいけないの?」と思った。
1時間後、待機してた私に社長から「今日は後処理もあるしSくん(先輩)も 気が動転しているから、お休みにするよ。また明日。」
社長も人間だったー!しかも社長の迅速な対応はやっぱりすごいとおもった。 (社長は今までも何度か大事故を経験して生き残ってる人なので。。。)
先輩が心配だった。 最近、いろんなものを抱え込んで疲れ果てていて、昨日もミスをしていて。 許容範囲をとっくに越えてたのに強がってたから、いつパンクしてもおかしくなかった。 今朝も5時起きで、かわいそうに社長の話を聞きながら運転をしてた。 やっぱり、こういう時は起こるんだね。
先輩から「迷惑かけました」の電話が。 笑ってたけど、死ぬ思いをしたんだから精神的に大丈夫なはずもなく。 「始末書ですむ問題じゃないから、責任とって辞めるよ。これから言う。」
そんなぁ。でも先輩の立場に自分がいたらどう考えるか。 電話が切れた後、先輩がいなくなるんだと思ったら、涙が出てきた。 「どうしよう」よりも「寂しい」が先だった。なんてことだ。
そしてさっき、報告が。
「会社に残ることになりました!俺最近いろいろと重く考え過ぎてたよ、 社長にも言われた。改めて色んな人に迷惑かけて生きてるんだと思ったよ。 人殺さなかっただけよかった。…というわけで、色々と言ってほんとごめんね。 まるで今日の天気のようにころころ変わってるけどね(笑)」
そんなもんですよ!!というか、よかった〜(泣) もしかしたら明日お通夜だったし。 生きてて本当によかったし気付いてくれてよかった。 こんな経験をしたら、きっとこれから本当に大事なことも見過ごさないでいけるはず。
かといって私は絶対こんな経験したくないけど!今日だけでも寿命が縮んだもん!><
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