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■ 疎遠になる人、ならない人
ずっと昔から、不思議に思っていた事がある。
「疎遠になる人」と「疎遠にならない人」の違いは何なのだろうか?ということ。
水が合わない? 反りが合わない? 性が合わない? 間違いではないが、どれもしっくりこない。
生きていく場所の違いだろうか? 志すものの違いだろうか? それとも、考え方の違いだろうか?
昔から、利害で成り立つ関係は好まない。 上下で成り立つ関係も好きではない。 見栄と欲に塗れた世界に足を踏み入れる気など毛頭ない。 誰かを蹴落としたり、陥れたり、逆に持ち上げたり、影で失笑したり、嘲笑ったり、不必要に賞賛したり....そんな関係はウンザリだ。
いつだったか....私がカウンセリングする姿を表現する時に、『空からなにか降りてくるんでしょ?』と、皮肉られた事がある。
それは事実だから私はそれを肯定したけど、現実としてありえない事(言葉が降ってくるということ)を口にすると、真っ向からそれを否定し、人はそれを受け入れようとはしない。
ただゆっくり話を聞いてやってるだけでしょ?と現実の型にはめて安易なものとしたがり、自分にできない事、現実としてありえない事をする人がいた時に無意識に異質だと判断しているのだろう。
人間とは不思議なもので、異質なものには近寄らず、珍しいものには我先にと近寄っていく性質がある。 (私は時として異質なもとされ、時として珍しいものとして分類される) 昨日までは挨拶を交わす程度の【知り合い】だった人が、突然【友達】になっていたなんてことは一度や二度ではない。 そういった【友達】は、多分次に会う時に私を【他人】として扱う。 何とも浅はかだ。
そう考えると、「疎遠にならない人」にはある一定のルールがあるように思う。
・最初の出会いがクライエントだった人 ・最初の出会いが学生時代だった人 ・私が物書きだと知っている人
疎遠になる人がどれ程多い事か.... あぁ....書けば書くだけ悲しくなる。
疎遠になることは怖くない。 狭く深く。 その付き合い方しか私には出来ないようだから。 ただ、弱い人を、迷っている人を、困っている人を助けたい....その想いを真っ直ぐに理解してくれる人との関係が長く続けば良いと思うし、そうなるよう心底願っている。
2017年09月10日(日)
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