空のむこうにみえたもの
美空:misora



 働けど働けど・・・

今日はちょっとだけ嫌な思いをした。
と言っても、直接私に何か災難が降りかかったわけではなく誰かの話し声が聞こえてきたのだけれど・・・。

私たちのような雇われの身は、仕事をすれば必ずそこに給与と言うものが発生してくる。
が、しかしこのご時世、けして満足のいく額のお給料はもらえていない。
先日もとある先生と話していたのだが、仕事があるうちが華よね。。。と。
お給料をもらえるうちに頑張ろう!ということだ。

で、今日何の話しが聞こえてきたかというと“お給料のベースアップをして欲しい”という内容の話しだった。
(ベースアップというか時給の引き上げなのだけれど。)
「最初はどのくらいが相場かわからずに今の金額で仕事を受けたけれど、これだけの仕事量をやってこの額というのは割に合わない」と、ある女性がこう言ったのだ。
“今年度は今のまま我慢もするけど、来年度は額を上げてもらうよう話さなくてはならない”と。
はっきり言って、私にはかなり強欲な話しに聞こえた。

私たち講師は、時給3000〜5000円というところだろう。
(年齢や経験等によりある程度の時給の差はある)
時給にしてこれだけ貰えるのは、世間一般的に見てかなり高額ではなかろうか?
確かに、人にモノを教えるのは気も使うし苦労も多い。
仕事先だけで働けば補えるというものでもなく、自宅に持って帰る仕事もある。
でも、よくよく考えると、普通に働いていたって自宅に仕事を持ち帰る人はたくさんいるわけで、何も私たちだけがそうしているわけではないのだ。

その女性の話し相手をしていた男の先生が「実績を積んで(私は)教員免許も持っているんだよと(上司に)みせなさい!」と、笑って言ったのだ。
『それって何??私には資格があるんだからもっとお給料ちょうだいよ!!とでも言いたいの??』と、私は心の中で叫んでいた。
多分、その男の先生は満足のいく額を貰っているのだろう・・・。
がしかし、その先生は年配でらっしゃるし、雇う側としても「時給は3000円です」とは言いにくいだろう。
でも、その女性は違う。
まだまだ年齢的にも若く、どんなにその男の先生と同じような仕事内容だったとしても「同じ額を下さい!」と言えるには至らないだろうと思った。

この世の中、どれだけの人が仕事に就けず失業生活を送っていることか。(過去最悪で失業率は5.6%になるらしい)
私たちは自分の好きな仕事をして、そしてある程度の額のお給料が貰える・・・。
それだけでも幸せではなかろうか。
そりゃ、時給が上がればうれしいに決まっている。
でも、働ける場所があるというだけで既に幸せなのだ。
自分の能力を過信してはいけない。過剰な自己主張も控えるべきではないだろうか?
お給料カットがまかり通る今の時代に、自分はベースアップして欲しいなどとは・・・。
そんなに欲を出してどうしたいのだろう?
働けるだけ、お給料をまともに貰えるだけでもありがたいとは思えないものだろうか・・・?

私的に、今日のこの話しはかなり聞き苦しかった。
聞きたくなくても、背中で話されれば否が応でも聞こえてくる。
そして、不愉快な思いをしたこともまた事実である。

私に言わせれば、『働けど働けどなお我が暮らし楽にならざり。じつと手を見る』そんな感じだ。(謎)

2002年02月01日(金)
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