一色達夫の日記

2014年01月13日(月) カラスを追い払う

三日前の10日、山の裾野の竹きりをしているとき、麦の圃場を見るとカラスの大群が飛来している。
むむーーー来たな。
この時期のカラスは大群で移動し、発芽した麦を引っこ抜いて下に付いている麦の種を食べる。ほおっておくと、一日でおおきな被害がでることになる。
昨年は、このカラスに やられた 圃場が数箇所あったが、今年は カラスの数が少ない のか、発芽してからこっち まだ 被害はでていなかった。

この時期、所用でこの地域の方々を移動するとき、カラスの大群がどこいらにいるのか注意して見ていると、お隣の飯岡地域の圃場にいるのを10日くらい前に確認していた。
おおーーここにいるのか 山一つ越えてくるなよ などと、虫のよい心根で思っていた。矢先、やっぱり来たか。

で 、姿を見かけて 即 カラス に近づき 威嚇行動 開始。

小石を拾い、カラス目掛けて投げ付ける。既に、圃場に降りているカラスは直ぐに飛び立って逃げていくが、電信柱にとまった数羽のカラスは、こちらの行動を監視している。 
コイツヲ追い払う の だ。地域を走る電信柱の列に添って、とまっているカラスを一羽残らず追い払う。1kmくらいは歩いたかな。

その成果。追い払って三日目で、集団カラスの飛来は無し。ツガイのカラスは数羽いるのみ。

この時期のカラスは集団になって移動し、集団で特定の圃場に壊滅的打撃を与える。このカラスの集団には、斥候役がいるようで、こ奴に恐怖心を植え付けると飛来を防ぐとこが出来るようだ。

昨年までは、ツガイでいる「地ガラス」と集団で行動する「渡りガラス」は種類が違うのかと思っていたが、「野生鳥獣の被害対策」冊子を読んでみると、全然違っていた。
親のカラスはつがいごとに縄張りを持ち、3月から8月にかけて育った子どものカラスが、夏ごろから大きな群れで餌を探すようになるのだそうだ。

イノシシもそうだが、カラスもその生態を正しく理解しておけば、ある程度その被害は防ぐことができる。

※このところイノシシは、里に出てきているのは数頭のみ。この時期、昨年より格段にその数は少ないようだ。今日の早朝山の中で猟銃の発射音が聞こえる。普段あまり顔を見かけない、地区外から ワナ を仕掛けに来ている人もいる様子。私は、別の用事で忙しく、ワナを仕掛けるまでいかないけれど、それなりに駆除の成果が出ている 様子。
だが、里の被害が出だすのは猟期が終わった3月以降。草や作物が伸びだし身を隠せたり、人が追い回さなくなって、イノシシにとっての安全が確認されると、途端に実害が出だす。


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