一色達夫の日記

2011年09月03日(土) 農薬はかなり効く

台風12号の直撃によって、刈り旬を迎えている「あきたこまち」がべったりと倒れた。これではコンバインの性能を100%発揮することができず、刈り取り作業に時間を取られるだろう。

9月の1日から降りだした雨のため、農作業は 久しぶりに 休み。2日にはおかげでデスクワークが一つ片付いた。
8月30日・31日とヒノヒカリの防除作業をしたので、この休みは体のためには大いに良。2日にはデスクワークにけりをつけ、大雨の中、市内の温泉に出かけていた効果なのか、今日の目覚めは11時。

ところで、農薬はかなり効く。稲作に用いる農薬は除草剤を除いて3回。植え付けの時、出穂前の防除、カメムシ予防の防除。

植え付け時の苗箱に用いる 嵐プリンス という農薬は特によく効く。値段も高い。
昨年、圃場の周囲から数えて5列目から8列目がぐるっと コブノメイガ という害虫に食われていたことがある。どうしたのかと不思議に思って考えた末、おもいあたったのが 田植え時の最後に、薬が切れたままに 済ませたところだった。のだ

田植え時には、手植えを極力しないようにするために、「二重額縁植え」をする。4条植え田植え機の場合、一枚の圃場の最後に植えたのが外から数えて5列から8列目。

苗箱に処理した薬剤が、稲の根から吸収され、稲が生長しても薬剤の効果は発揮されるのだ。それで 害虫 が付かない。6月の田植え時の薬剤が4ヶ月たっても残っている。

科学の力 は素晴らしいといおうか。それとも

いずれにしても、農薬無しでは稲作は成り立たない現状。
有機 有機 という看板に惑わされないこと


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