一色達夫の日記

2005年05月13日(金) 自治体合併に希望はあったのか「自治体職員の削減」

昨日は、朝10時半からの行事への参加から始まり、昼3時過ぎからは遠来のお客さんを送って松山空港まで出かける等、新聞に目を通さないままに日記を付けて就眠とした。

ところが、今日の朝、昨日の新聞を読んでみると、社説に「自治体職員の削減」問題が取り上げられているではないか。同時に、今日付けの新聞には、昨日日記で触れた「西条市定員適正化計画」がそのままの形で掲載されている。

そのタイミングのピッタリかげんに、私の10日の日記の内容が影響したのかと深読みしてしまった。同時に、この問題昨日触れたとおり、今後の自治体経営の大きな課題として積極的に関わっていかなければならないと意を新たにした。

そういうところから、今日は12日付けの愛媛新聞社説についての感想を少し。

この社説の冒頭
「2年前に70だった市町村数は現在23。今年中に20市町となり、県内の合併はほぼ完了する。新自治体は 希望に燃えて 船出したばかりだが、思わぬ暗礁に乗り上げている」
と書かれているが、
この文面だけで、この社説の内容が矛盾に満ちた代物であることが分かる。

そもそも自治体合併が希望に燃えて行われたものなのかどうか、社説を書くほどの地位に付いている者ならば分かっているはずだ。
真から 希望に燃えて 行われたと思っているとしたら、もうこれ以上この社説や自治体合併について書いたところで 議論 にはならないと言える。

冒頭の文章だけについてもう一つ指摘すると
「思わぬ暗礁に乗り上げている」と書いているが、職員削減は合併協議の段階から分かっていること。この「職員と議員等の特別職の削減効果で新たな投資が出来ます」とバラ色のパンフレットを振りかざしていたのはついこの間のことでしょうが。
その舌の根も乾かないうちに「思わぬ暗礁」とは、まあ物書きは気楽なものですね。


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