一色達夫の日記

2005年04月29日(金) みどりの日 産業文化フェスティバル

西条市合併記念イベントと銘うたれた「産業文化フェスティバル」が市内中心商店街を会場として開催された。それに「健康ふれ愛フェスティバル」と「福祉フェスティバル」が同時開催。
折からの晴天のもとけっこうな人出であった。

今年で5回目となる「産業文化フェスティバル」に他の2つのイベントをドッキングさせ、賑わいの創造を図った企画である。
西条市の中心地域を面的に使い、満遍なく人を出そうとしたら、このような形になろう事は容易に想像が付く。
その試みは、一面では成功しているようだが、一面ではそれぞれの企画の意図が薄められているきらいがあった。

これだけの戦線拡大となると、その全てに目を行き届かせることはおそらく困難だろう。つまりイベントとしてのまとまりに欠け、参加する人の満足度を低くする。それは様々な出店をした方々、催しのスタッフの方々、純然たるお客さん等その全てに言えることだろう。

合併記念イベントとして、大々的に「大規模企画」を打ち出すのは、新市の一体感を醸成する一つの手段でわあろう。しかし、商工関係者の出店はなされたとしても、はたして新市の全域からお客さんを集められていただろうか。
私には、旧来の西条地域からのお客のみしか来てもらえていないように見受けられてならない。
そんなところへ出店を多数にすると、一店一店の 売り上げ は低くなる。お客の総数とお客一人が買い物する過多を考えればそうなることは必至。

この時期に開催されていた「丹原ショーエー祭り」は今年は中止となったようだ。
大規模企画でワイワイと賑わっているように見える影で、着実に地域コミュニティーは衰退していく。
強者ばかりが生き残る。そんな合併の現状を見たような今日の企画だった。


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