2005年04月11日(月) |
地域で目につくもの その1 |
線引きが廃止となって、宅地開発が目に付く。
線引きがされている時は、地目 農地の転用はごく一部の例外を除いて出来なかったのだが、廃止後は条件が整えばどこでも転用可能となった。 それに伴って、半年もしないまに宅地造成、住居建設と進む所が目に付きだした。
住宅転用地は、住宅メーカーの仕事熱心な者によって、その殆どがなされているようにも感じられる。さらには、アパート経営を建託業者によって勧められいたる場合も増えている様子だ。
このような転用地は、購入者が手を出したくなるような条件の所がメーカーによって目を付けられ、セールスマンの日参によって商談成立となっているとの風評。 その条件とは、 ・まず下水が通っている事。 ・「うちぬき」が出る場所であること。(例外有り) ・学校、スーパー、病院に近いこと。 ・親元からそう遠くは離れていないこと。(財産分けで農地を貰う場合が意外と多い) ・自家用車2台は駐車できること。 ・さらには、箱庭のようなガーデニングがあれば、奥さんに好まれる。
下水、うちぬき有りで、建設コストの削減(合併浄化槽がいる場合100万円は余計にかかる)と水道料金の過年度負担が全然違ってくる。(うちぬきが出れば水道料金は限り無くゼロに近い)
いたるところといえるだろうこんな様相は、「何だか、あのバブルの時代を彷彿とさせるようだ」と話す人に出会った。
その裏側で、核家族となり広い屋敷に夫婦二人キリというような住居の増加、空き家となっている古い借家の増加、市内中心部に存在するゴーストタウンのようなヶ所の顕在化。
2年前に地域を歩いて感じた事に、さらに拍車がかかったような様相。 「住宅着工戸数と同時に、空き家率の変化を行政は把握しているのか」との声も聞いた。
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