一色達夫の日記

2002年07月24日(水) 宇和町新城地区 農業基盤整備研修

部落で進めている「農用地基盤整備事業」についての先進地視察研修を実施。
農業経営事情の改善のため、昨年より部落をあげて取り組んでいる事業についての視察研修です。
小型バスをたのみ、研修地へのお礼など全ての費用を参加者で折半して、自己負担が5000円になったにかかわらず、16名もの部落の方が参加申し出てくれました。
県土地改良区連合会の換地専門係長さんも参加してくれて、行く道すがらに県内各地での基盤整備事情などを説明していただきました。
視察地は、部落の農地事情と似通っている先進地を、県の担当によって選定してくれた地域です。
9時半集会所へ集合、出発。途中ちょっとしたトラブルがあたけれど、時間通り視察地に到着。宇和町「どんぶり館」で昼食を済ませたのち、宇和町職員の案内で視察地の集会所へ向かい、1時半より研修。
説明は町職員の概要説明ののち、地区の実行委員長さんの事業経過の詳しい説明です。この委員長さんはもう20年も農業基盤整備事業に関わっているだけあって、的を得た話っぷりで内容が良く理解できました。
用水を県内でいち早くパイプライン方式とした事や、「地産地消」で自分達の地域で作った大豆で豆腐を作って販売している話等、これから私たちの部落での事業実施に当たって参考となる、示唆に富んだ内容のある研修でした。
2時間みっちりと話を聞き、続いて現地見学です。川からため池に揚水し、そこからパイプラインでの自動給水。地域を一つにまとめてのブロックローテーションによる作付け。省力化を図るための共同作業や事業委託。生産組織の法人化。
どれ一つとっても、こらから部落で取り組むべきお手本となる内容です。
特に、以前は7つあった水利を地域のみんなで話し合い、基盤整備を機会に2つにまとめたと言う話は、私たちの部落での事業内容の大きなヒントになるものでした。
聞きたい事は山ほどあるけれど、長くなっていけないので、4時半終了。帰路へ。
帰りの車内は、ビールを片手に部落の将来への夢を肴にしておおいに盛り上がりました。


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