一色達夫の日記

2002年06月11日(火) 平成14年6月議会一般質問の感想

平成14年6月議会一般質問における各議員の質問内容と議場の中で聞いた感想を記しておきたい。これによって、一色達夫がどの様な思考の元に活動しているのかが分かってもらえると思うから。
I議員。一般質問のトップバッターの常連。これまでに聞かせてもらった税や財政問題に関する質問など、私でも理解できない高度な内容のものがあり、主義主張は違ってもその政治姿勢には常々敬意を表している人物。
傍聴多数。テレビカメラ4台。
今回は私と同じ「市町村合併について」の質問。同じ内容の通告をしている私としては、質問内容が重複したら自分の質問を修正しなければならないので、緊張して聞いていた。
まず合併についての総論から入り、各論と西条市の現実、周辺自治体の状況までを網羅した内容であった。30分の質問時間いっぱいを使い、疑問点を洗い出している。市町村合併はまず「どのような町を作るのか」とのビジョンからあるべきだとの主張は納得がいく。比べて市長の答弁は、枠組みは「合併」なのよ。ビジョンなどの中身は協議会の中で出てくるのよ。との姿勢に終始。聞いての感想は、今回の合併騒動に初めからビジョンなんどは無いことを改めて認識した。
続いて私。同じ「市町村合併について」の質問。前回の24項目にわたる疑問点への答弁を踏まえ、地域懇談会中からの疑問点を列挙し、地方自治制度改革についての最近の動きについての認識、市民と共に地域自治を考え理解するためのフォーラムの開催提案で締めくくるように構成した。
各項目についての疑問点については、市長の答弁が消極的なものでも、これからの議論の中で結論が出てくる問題だから、事前の問題提起にはなったと思う。
内子町の「近隣自治制度」については市長は関心をしるさない風であった。が、狭域への目配りをするためには、これから様々な場面で話題にあがってくる制度である。次の機会に内容を深めて提案してみたいと思う。
フォーラムの開催については脈はありそう。目立つのが好きな市長だからかな。
K議員。「道路行政について」。この議員の情報収集能力にはいつもながら関心する。兎之山地区の道路改修については大保木地区合併懇談会での地元要望にあがっていたが、早速の質問で市長の前向き回答を引き出している。
K議員。「議会請願への対応について」。以前に議会にあった、加茂川河口の野鳥公園整備と森林整備のための水源税の創設についての請願の、その後の取り組みについての質問。
野鳥公園については出来ない理由の説明とこれから取り組めそうな内容についての説明が詳しくあった。加茂川河口は「日本重要湿地500選」に制定されているし私もこの資源の活用には関心をもっている。そのための参考となれば思い、この2月に東京湾野鳥公園や千葉県木更津市を視察してきた。
今回の答弁は、今後の取り組みのきっかけとなりそうだ。
水源税。高知県では全県的に取り組むそうだし、愛媛でも検討している。新税導入に向け今後もますます関心がたかまるだろうと思いながら聞かせてもらった。
Y議員、「母子保健計画と教育施設(武徳殿)存続について」。
西条市の母子保健計画がこの3月にまとまったのを受けての質問。西条市の保険計画や福祉計画は国の制度に準拠したなかでの施策の実施が主となっているが、そこのうえに西条市の独自性を打ち出すことに質問の狙いがあったようだ。新しく建設予定の総合福祉会館への期待の部分から新施策を提案したらおもしろかったのにと感じたが。
武徳殿の存続問題。その方面のお歴々の傍聴多数。
教育長の答弁は長いが中身は意味不明。民芸館の今後についての質問は?。
6人目途中で本日の会議 終了。


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