華のエレヂィ。〜elegy of various women 〜
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2002年06月17日(月)

史上最大の妄想作戦。 その2


<前号より続く>


給料日の次の日。その日は火曜日。
星降る夜・・・と言えるだろう。突き抜けるほどの快晴の夜。


俺はデリヘルに電話して、亜衣の最終の予約を取った。

俺の次に客が入るようなら、亜衣もどこかで気力、体力をセーブするだろう。
それは今回ばかりは許さない。

あとは帰って寝るだけ、の状態でこそ完全燃焼できるはずだ。


予約の時間は9時。

時計は小一時間ほど前になった。
俺は部屋を出て、少し離れたところにある新装のラブホテルに入った。


平日の夜だというのにほとんどの部屋が埋まっていた。
その中で最上階の高級そうな703号室が空いていた。
最も料金の高いランクの部屋だ。

迷わず俺はその部屋のボタンを押し、カードキーを受け取って703号室を取った。
演出には、多少の出費も覚悟だ。


店へ「亜衣ちゃんを703号室へ」と連絡する。
携帯電話を切ったあと、改めて部屋の中を見回す。


703号室の角には小さなカウンターバーがあり、
二人で飲めるようになっている。

奥には屋外に出られるドアがあり、ちょっとした中庭からは街の夜景が遠くに見える。
風呂も広く、二人用のサウナも完備されている。
高いだけあって至れり尽せりの設備だ。


しかしそんな豪華設備も使いこなす気は無い。本日の演出には無用だからだ。



10分ほどして、部屋のチャイムがなった。

少し緊張した面持ちで亜衣が顔を覗かせた。

 「こんばんは〜」


部屋に入った途端、亜衣は黄色い声をあげて喜んだ。


 「うわ〜、広い部屋!すごいね」
「今日は特別にね。たまには俺もこういうところで遊んでみたいし」


亜衣は部屋にある色々な設備を片っ端から眺めては声をあげていた。


「亜衣ちゃん、こっちおいでよ」


俺は亜衣を呼び寄せて、部屋の明かりを落とした。そして壁にあるスイッチを押す。
ちょっと大きめのモーター音を響かせながら、
横3mほどの部屋の窓を覆っていたカーテンが中央から左右に分かれて開く。


映画館のスクリーンのように広い窓の向こうには、街の夜景が遠くに広がっていた。


 「きゃーっ、すごいーっ!!」


亜衣は驚嘆の声をあげて喜んでくれた。
薄暗い間接照明のなか、亜衣を後ろから軽く抱きしめた。


「今夜は今までと違う時間を過ごしたいんだ。いいね?」


耳元で囁いた。亜衣は緊張した表情でコクリと頷いた。



抱き合い、絡み合いつつ甘い時間を過ごした後。


「風呂に入ろうか。もうお湯は入れてあるから。こっちにおいで」

大きな鏡のある洗面台の正面に亜衣を立たせて、後ろから一枚ずつ亜衣の着衣を脱がせていく。

サマーセーター、Tシャツ、スカート、ブラ・・・
俺は鏡に映る亜衣のどうにも恥ずかしそうな表情にそそられる。

亜衣の少々華奢な肉体が少しずつ露わになる。しかし視線は落とさない。
あくまで鏡越しに亜衣の顔を、瞳をじっと見ながらブラのホックを外した。

ブラが滑り落ちる。
白い小ぶりの乳房、そして存在感のある乳首が現れる。

見慣れているはずなのに、環境が変れば新鮮だ。


 「ここからは・・・自分で下すから・・・」


俺の両手の指先が亜衣の乳房を這ったあと、ショーツの脇に掛けた。
恥ずかしさに耐えかねたのか、頬を上気させた亜衣は無言ながら初めて抵抗した。


「だめ、俺が下すから・・・亜衣は鏡を見てて」


俺は僅かな抵抗を見せる亜衣の両手をそっと外し、
ゆっくりともったいぶりつつ亜衣のショーツを下した。
緩やかに膨らんだ亜衣の恥丘に生える薄めのヘアが、ショーツの圧力に
押しつぶされていた。

俺は視線をずっと鏡に映る亜衣の瞳に注いでいた。鏡越しに目が合っている。
亜衣は落ち着かないのか、絶えず視線を外そうとするが、

俺はその度に声をかけて目を合わせた。

空調で冷えるのか、亜衣の肌はひんやりと冷え、乳首が何もせずに勃っていた。

そして彼女の両腕がその乳房を隠そうとする。
俺はその両腕をそっと下させ、鏡に映る亜衣の乳房をただ眺めた。


「いつも見ているけど、こうやって改めて見ると・・・綺麗だね」


素直な感想を亜衣の耳元で囁く。
亜衣は首をかすかにすくめた。

短めのシャワーの後、俺は部屋に備え付けてあるバスローブを亜衣に差し出した。


「これを着て」

白く少々固めのバスローブに素肌を包んだ亜衣は、明らかに緊張していた。


「ここに座って欲しいんだ」


俺は部屋にある、手すりのついた木目の椅子を指差した。
そこに亜衣を座らせる。



今宵の俺の演出は、ここからだ。


<以下次号>








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