2013年03月22日(金)  facebookにおけるドーナツ化現象

脚本家・今井雅子ページの「いいね」が300人になった。



「いいね」をしてもらえると、何がいいのか。

「いいね」をしてくれた人のページに「脚本家・今井雅子ページ」のアイコンが出る。すると、その友だちの目に留まり、興味を持ってもらえたりする。

「友だちの友だち」に広めやすいのがfacebookのいいところ。宣伝費はかけられないけれどお知らせしたいことはたくさんあるフリーランスの作り手にとっては、とてもありがたい時代になった。

記事をシェアしたり、記事にコメントしたりといったことも、点を線に、線を輪にしてくれる。その輪っか(ドーナツ)が大きくなるほど、たくさんの人に作品を届けられる。

ところで、画家や陶芸家をやってる友人の個展に行くと、「facebookで知り合ったばかりの人がよく来てくれる」という話になる。わたしの場合も同様で、facebook上でつながった人のほうが作品を熱心につかまえ、感想を寄越してくれる傾向がある。

これは、どういうことなのか。

ドーナツの中心にいる「身内」は、熱心に応援してくれる人ももちろん多いけれど、作品の案内をされ慣れていて、「また来たか」となる人も同じぐらい多い。

逆に、ドーナツの外側にいる人は、「友だちの友だちでこんなことやってる人がいるんだ!」と珍しがり、面白がり、作品を通してドーナツの内側に入ってきてくれる。

地価の安い郊外へ人口が流出して都心が空洞化する「ドーナツ化現象」なるものをはるか昔の社会科で習ったが、中心よりも外側が厚く(熱く)なる「facebookにおけるドーナツ化現象」もなかなか興味深い。

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