今週から川越でロケが行われている「つばさ」スピンオフ「好きと言えなくて」(作・今井雅子)。ロケ最終日、「中年編(仮)」の撮影現場にお邪魔する。蓮馨寺(れんけいじ)の団子屋と聴いて行ってみれば、そこは、「つばさ」に脚本協力として参加することが決まり、初めて川越を訪ねた(>>>2008年09月23日(火) さつまいもの町、川越。)とき、最初に立ち寄った場所。ここのお団子を2才になったばかりの娘のたまが夢中で食べたのが懐かしい。縁のある場所がロケ地だったとわかり、うれしくなる。わたしが着くのと同じ頃に雨が降り出し、雨女の疑いをかけられる。「つばさ」本編のロケにお邪魔する機会はなかったけれど、そのおかげか、おそろしく天気に恵まれたらしい。雨は降っても屋内の撮影だったので、セーフ。つばさチームには強運の持ち主がいるのかも。「ミドルシューット」の看板やセンジュくんなどおなじみのグッズがあちこちに。本編ファンには懐かしくうれしい。後ろ姿はロナウ二郎役の脇知弘さん。10円玉を飛ばしての熱演。さて、誰にかけているでしょう。撮影の合間に、今回のマドンナ・詩織役の中島ひろ子さんと話が弾む。プロフィールを見ると誕生日が一日違いだったので、その話をする。年も近いし、今度は飲みましょうと意気投合。撮影現場の脚本家は、立ち話ぐらいしかやることがなくて、手持ち無沙汰。カメラの邪魔にならないように、ライトの前にうっかり立って影を作らないように、挙動不審になる。足の下から寒さがのぼって冷えがきつかったけれど、立ち会えてよかった。場所を移して、公式ファン・オフ会が開かれる鏡山酒造跡地へ。控え室で音楽の住友紀人さんに『沈まぬ太陽』の感想を伝えることができた。オフ会のサプライズは、住友さんたちによる「つばさ」スペシャルライブ。ROLLYのギターと住友さんのサックスのセッションもあり、会場は大興奮。後方席から見ていると、わくわくした背中が手拍子で揺れていた。「つばさ」のサントラを聴いていると、好きな曲だらけで、住友さんの音楽ってすごいなとつくづく思ってしまうのだけど、それをナマで聴けて、つばさを愛する皆さんと分かち合えて、夢を見てるみたいだった。戸田山さんが来れたら脚本家冥利に尽きたと思う。後藤高久チーフプロデューサーが絶妙なMCで仕切ったトークは大いに沸き、シャイな西谷真一チーフディレクターも口数少なめながらお茶目な存在感を発揮。質疑応答では質問が引きもきらず、かなり鋭い指摘も相次いで、オフ会に応募する方々は見方も深いと感心。お気に入りシーンの紹介あり、蔵出し映像の披露あり、最後は総立ちで「あなたが好き」の大合唱。ROLLYさんが高らかに「これが我々の紅白歌合戦だっ!」。ROLLYさんのtsubasaモデル(tsubasaと刻まれている)ギターを撮りそびれて残念。6時前に始まり、終わると9時。さらに「つばさ」展が再開された昭和館に流れた参加者が西谷Dを取り囲み、質問攻め。写真で見ると責め立てられているように見えるけれど、皆さん、「つばさ」への愛をぶつけ、西谷Dの想いを聞き出すの図。男性が圧倒的多数。
2008年12月05日(金) 2008年の仕事を振り返ると2006年12月05日(火) 石井兄弟社の忘年会
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